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最近は仕事が忙しくすっかり遅れてしまいました、僕は児童文庫ですがつる姫をオススメします。学校の図書室で借りて読んでから好きになりました、写真は大人になってから買った文庫版です。実在した人物かどうかは置いておいてとても気になり大三島を訪問したこともあります。
締切後に回答されましたすっかり出遅れました…。おかげで、皆様のオススメを見られて、楽しかったです。
攻城団の皆様は、歴史小説を読んでいる方が多いのかな、と思っていましたが、転生物のSF物やファンタジー物を上げている方が意外と多いのは意外でした。かくいう私も、転生物は大好きで、梶川卓郎さんの漫画「信長のシェフ」や村上もとかさんの漫画「仁」などは好きです。また、半村良さんの小説「戦国自衛隊」も好きです。どの作品も現代の知識や知見を使うのですが、歴史的背景や史実をうまく絡ませて、物語が進むので、面白かったです。また、どの作品もその時代に介入することで、歴史を変えてしまうかもしれない苦悩や戸惑いが描かれていたので、一気に読み進めてしまいました。
歴史小説としては、和田竜さんの「のぼうの城」、新田次郎さんの「武田信玄」、司馬遼太郎さんの作品が好きです。
村山知義作の『忍びの者』です。全五部作ですが、信長包囲網から天正伊賀の乱を描いた第一作が劇的で面白かった印象があります。
伊賀の地の二代勢力である百地三太夫、藤林長門守配下の忍び達が歴史の裏で諜報活動に暗躍します。小説内では荒唐無稽な分身の術は登場せず、忍術とはいかに人を騙すかという術であるかが解説されています。そのため、火薬や毒薬の製造、動物の声まねに特化した彼らの活動にはリアリティがあり、織田、徳川、武田に朝倉、そして本願寺の間で暗躍したのが事実のように思えるくらいです。
また作品内では百地三太夫配下の中忍として、石川五右衛門が登場します。自分がイメージしていたアフロで隈取りの大泥棒ではなく、伊賀の地には珍しい眉目秀麗の人物として描かれています。多くは語りませんが、彼のその顔立ちが仇となった物語が中盤から描かれ、次回作に続いて行きます。
歴史物の小説やマンガは色々読んでいますが、最近のお気に入りは【転生物】です。
○淡海乃海 水面が揺れる時
現代のサラリーマンが気がついたら戦国時代・近江の国の国人領主 朽木家 の嫡男に生まれ変わるお話です。
現代知識を用いて弱小領主から成り上がる 朽木基綱(元綱)の天下取りを目指すストーリー。『小説家になろう』でも読むことができますが、TOブックスから書籍とマンガが発売されています。将軍家や三好家、六角家などとの攻防は読みごたえありますよ!
○戦国古町苦労譚
こちらは 転生 ではなく タイムスリップ で現代の農業高校に通う女子高生が織田信長と出会い、農業知識を生かして富国強兵をしていきます。村長から始まり信長に認めっられ、織田家の重臣となっていきます。
前田慶次・可児才蔵・森長可など、武将達や奥方達が魅力的に描かれています。『小説家になろう』書籍・マンガが楽しめます。
オススメですか、志茂田景樹先生の近年コミック化もされた『戦国の長嶋巨人軍』……もちろん冗談です。
印象深いのは岩田均先生の『雪の峠・剣の舞』。
珍しく佐竹家や長野家中上泉家一門を扱っており、連載当時から面白いなと思っていました。
もう1つの漫画は原点たる伊東 章夫先生著『北条早雲―下剋上のあらし』 。
この作品で覚えた城を攻城できたのは感動でしたね。
“史上最も失敗し挽回した男”仙石秀久を主人公にした漫画『センゴク』ですね。
稲葉山城攻めから始まり(外伝で桶狭間の戦いも)浅井、朝倉、本願寺、武田、上杉、毛利、長宗我部、島津、北条と有名な戦国大名がほぼ登場します。
天下統一後の最後の方は駆け足気味でしたが、作者の別漫画で事実上の関ヶ原編も始まったので続きが楽しみです。
【戦国4コマ漫画 信長の忍び】
天下糖一を目指す織田信長、その忍びとして活躍する「千鳥」を主人公にした4コマギャグ漫画です。
ギャグ漫画ですが、信長公記などの史実に基づいて物語がすすみ、笑いながらも勉強になってしまいます。絵もコミカルで親しみやすいです。
登場人物の個性が爆発しており、ツッコミ担当「明智光秀」、趣味筋トレ「浅井長政」、変態老人「松永久秀」、アフロ「山崎吉家」などなど、読んでいて楽しいです。
そして、千鳥かわいいよ千鳥
南総里見八犬伝ですかね。
宮城谷昌光氏の「風は山河より」が私のオススメです。信玄公西上作戦中、数十倍の兵力差で一か月城を守った菅沼定盈の野田城の戦いをクライマックスとした、定盈、父、祖父の3世代の物語です。そして彼らが葛藤しつつ仕えた家康、広忠、清康の松平3世代の物語がバックボーンです。
沢山の武将、城、合戦が登場し、私が脚を伸ばせる範囲内が多い為、読書前中後の散策も楽しませてもらえます。
小さいけど堅固で遺構もよく残す野田城を攻城した時は感激〜城址碑の土台石が定盈公が馬に乗る際の台だったそうで、キュン死しました(^^)
創作だと思いますが、籠城戦終盤、信玄の金掘り衆に井戸水も断たれた城兵が、大胆にも信玄に水を要求し、善戦に応じて信玄も水を大盤振る舞いしてくれる場面があります。信玄公も籠城兵もカッコよくて痺れます。
磯田道史先生が書かれた「武士の家計簿」をオススメします。幕末から明治初期に渡り、加賀藩の御算用者であった猪山信之、直之、成之3代に渡り残された家計簿その他の書簡・日記から、その当時の武士の経済状態や考えが良く解る内容となっており、猪山家が困窮する家計を如何に立て直したか、また幕末から明治にかけて時代が変わる中で猪山成之がどのように考え行動していったかが、そして当時の士族が時代の流れの中でどのようになっていったのかの一端を垣間見ることが出来ます。また、この本が原作となり2010年に公開された映画の方も楽しく鑑賞させて頂きました。
そりゃもう、「大奥」ですね!
団長のオススメで読み始めましたが、めちゃくちゃおもしろいです。ありえない設定なのに、「本当のことだったのかも…」なんて思うほどのリアリティがあります。あと、恋愛ものの要素が強いですが、「アシガール」も好きです。
漫画:へうげもの(作者 山田芳裕)
・数奇を主題として古田織部を主人公にしたお話。豪快でコミカルな絵柄で好き嫌いが分かれるかも。
小説:信長死すべし(作者 山本兼一)
・朝廷を中心に明智光秀などの心理描写を書いた、本能寺の変の謎に迫る小説。
ライトノベル:信長の庶子(作者 壬生一郎)
・実在した織田信正を主人公にしたIF系歴史小説。よくある転生チート物ではありませんが・・・。
週刊ヤングマガジンで連載されていた「センゴク」です。(作者は宮下英樹)
主人公は秀吉の配下で活躍した仙石権兵衛秀久という武将ですが、織田信長の家臣になった稲葉山城の戦い以降の様々な合戦を、史実や現地調査をしっかり行いながら、とても丁寧にストーリーを進めて行き、まるで合戦の場に居るかのような描写に圧倒されます。
ちょうど、小谷城の戦いを読み終わったところですが、また現地に行きたくなりました。
三河雑兵心得シリーズ(井原忠政・著)をオススメします。(あらすじ)三河国渥美の百姓・茂兵衛は喧嘩の果てに朋輩を殺してしまい、村を出奔。紆余曲折を経て、岡崎の大名・徳川家で足軽奉公を始めます。戦国波乱の世に漕ぎ出した新米足軽の運命やいかに!?。 足軽の視点で描く時代小説は、割と珍しいのではないでしょうか。槍足軽、弓足軽、鉄砲足軽の関係や、足軽の戦い方などが、色々と描かれています。個人的には、主人公の口から語られる、お城の攻略法が興味深かったです。食い詰めた主人公が軍隊に入って出世して行く様は「漫画のらくろ」を彷彿させます(そこまで笑いに包まれていませんが)。最終的には大坂の陣まで描くみたいですが、現在は、第一次上田合戦編まで出版されています。因みに著者のペンネーム「井原忠政」は徳川四天王から一文字づつ頂いたそうです。
「関ヶ原」(司馬遼太郎)です。
ボリュームがあるのに、あっという間に読み終わりました。文字を読んでる感じがせず、武将たちが目の前を駆けていくような感覚になったのは私だけでしょうか。渦巻く人間模様と緊張感。もっと知りたくなる島左近。間違いありません。
(写真は小説の舞台、関ヶ原の布陣図@松尾山城です)
筑後柳河藩初代藩主、立花宗茂を描いた小説を2つお勧めします。「無双の花」「孤闘」。秀吉から鎮西一の無双と言われ、徳川家康に改易されながら最終的に旧領を取り戻した唯一人の武将の一生を描いた作品で2作とも読みやすく、あっという間に詠み終わってしまいます。正室誾千代の描き方も微妙に違っていておもしろいですね。
和田竜の「のぼうの城」ですかね。
後に映画化もされ、大ヒットしましたからこちらの方で覚えている方も多いはず。
この作品を読んだことによって忍城とそのゆかりの地めぐりなんかもしました。
漫画「へうげもの」
恥ずかしい事に、これを読むまで、主人公の古田織部や上田宗箇、岩佐又兵衛、織部焼も知りませんでした。汗
ストーリーは、史実を元にしたフィクション。戦国武将プラス皇族の方々や貴族、芸術家その他も出演。大変勉強になりました。茶の湯やお茶道具、作庭の知識も増えました。いちおう「ギャグ漫画」らしいのですが…千利休切腹の時は、織部の葛藤を見て、号泣しました。
アニメ版では、中島誠之助先生の解説もあり、さらに勉強になりました。
おまけ…織部展示館のある「織部の里もとす」へ行き、織部焼もどきの茶碗を購入して、愛用しています。残念ながら、織部生誕城の山口城へは行けなかったので、またの機会に行きたいです。
白狐魔記シリーズという歴史ファンタジーをおすすめします!
このシリーズは日本史を舞台としたファンタジーで源平から江戸時代までのお話があります。面白いです!ぜひ、読んでみてください!!
真田太平記 池波正太郎著
真田昌幸、信之、信繁、草の物(真田では忍者をこう呼ぶ)が活躍する文庫本で十二冊の長編。
獅子 池波正太郎著
真田信之の晩年の物語。
九十三才の信之が真田松代本家と沼田分家の跡目争いに介入する幕府老中に最後の闘いを挑む実話を元にした小説。
以上、二点がおススメです。
幕末明治なので少し質問文の時代とはズレますが、私の世代(90年代生まれ)だったらやっぱり「るろうに剣心」ですね。アニメも放映され、最近では佐藤健主演で実写映画化されました。どちらも見ましたが、面白かったです。特に実写映画の方は殺陣シーンが迫力があって、実写ならでは感覚だなと思いました。
また、つい最近になってアニメ新シリーズがアニプレックスから製作中であると発表され、非常に楽しみにしています。ちなみに鳥取城の仁風閣は、実写映画版のロケ地としても知られていて、実際に行って館内見てきましたが、凄く豪華な洋風の造りできれいでしたね。鳥取城天守へは悪天候で登場断念した経緯があるのでリベンジしたいです。
マンガじゃないですが『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
これはいつ見ても泣けますよね-
この映画を見て戦国時代の理解が進みました。
ゆうきまさみ先生『新九郎、奔る!』がイチオシです。しかも監修が黒田基樹先生。
へうげもの
古田織部が主人公の漫画です!
私が中学生の頃に戦国好きになったきっかけの横山光輝歴史コミックシリーズをおすすめします。三国志や水滸伝など中国伝記でも先生の人気シリーズがありますが、当時大河ドラマ化に合わせてその原作をもとにした徳川家康や伊達政宗、武田信玄などが書き下ろしコミックとして発売されていました。他にも織田信長、豊臣秀吉、武田勝頼もあり、この間の一通りの流れがつかめます。もちろん、学習コミックではないので史実云々ではなく、あくまで物語として捉えるには一番かと。今でも文庫本なら手に入ると思います。横山先生の絵柄は好みが分かれるところですが、慣れてくると飽きずに最後まで内容がすっと入ってきて、何回でも読み返すことができます。
他にもいろいろおすすめの漫画はありますが、このシリーズだけは結局処分できず手元に30年近く残しています。
つい最近完結したセンゴクシリーズです。城巡りを始めた時に、戦国時代やお城の事を学べるものはないかなと思っていた時に出会った漫画です。戦の状況や戦国武将等事細かく描いてあって面白かったです。城巡りの参考になったことは言うまでもありません。
伊東潤氏の小説「虚けの舞」(うつけのまい)をオススメします。
時代は豊臣秀吉の唐入り、肥前名護屋城で織田信雄と北条氏規の2人の視点で描かれます。
いわゆる敗者にカテゴライズされる両名であり、戦後も生きながらえた2人です。
それぞれ過去を回想する中で、悲しさ空しさと言った感情が描かれています。
終盤で韮山城攻城戦を舞台にストーリーが進んで行きますが、スピード感が気持ち良く最後にスカッとした気分で終わらせてくれます。
戦国時代は多くの戦があり、戦の数だけ敗者がいる。
当たり前のことですが、あらためてそのことを感じさせてくれる作品に出会えました。