二条城が4月7日の臨時休業以来、約1ヶ月ぶりに公開再開となりました。
京都府はまだ緊急事態宣言が解除されていないこともあり、「府民限定」での再開となっていますが、せっかく近くに住んでいるのでさっそく初日に出かけてきました。
ぼく自身は2月15日以来の訪問なので約3か月ぶりとなります(こういうときに前回訪問日がすぐ確認できるので攻城団は便利ですよ)。
府民限定、しかも初日ということもあり、13時頃に訪問したのですが、チケット売り場には誰もいません。
城内もほとんど観光客はいなくて、唐門前も無人でした。
ここまで人がいないのは経験がないかもしれません。
二の丸御殿はマスク着用が必須となっています。
中の展示は変わってませんでしたが、所々に空気の入れ替え用に換気ダクトが設置されていました。
庭園側から確認できます。
二の丸庭園も作業員の方とすれちがっただけで、観光客は0人でした。
1時間ほどいたのですが、城内で見かけた観光客は10人ほどでした。二条城側の係の方と、本丸御殿が修復工事中なのでその作業をされてる方々のほうがはるかに多かったです。
木が伐採されて見やすくなった
本丸の南側にあった木が伐採されてすっきりしました。
2018年1月に撮影した写真があったので比べてみましょう。
本丸内部は全方位「雁木造り」という石階段になっているのですが、よく見えるようになりました。
ここも以前はほとんど見えてなかったんです。
天守台の上からだとさらによくわかります。
もともとここには多聞櫓があったらしいので、木がないほうがぼくはいいと思います(復元できるならもっといいですね)。
また西南隅櫓のところも以前はジャングルのようになってたのですが、見通しが良くなっています。
通路がきれいに整備されているので、今後もしかしたら西南隅櫓の特別公開が予定されているのかもしれません。
唐破風もはっきりと見えますね。
展示収蔵館では黒書院の障壁画(原画)が展示
展示収蔵館も開いてました。
今年度の第1期「花咲く対面所 ~〈黒書院(くろしょいん)〉に描かれた春 ~」が今日からの公開となっています(ほんとは4月23日〜でした)。
黒書院の障壁画は大広間と異なり、季節感があり、また動物なども描かれているので大広間の「松!」や遠侍の「竹と虎!(あと豹!)」よりも華やかです。
さらに黒書院といえば有名な「大政奉還図」に描かれた部屋なので、この絵と見比べるのもおもしろいと思います。
6月21日(日)までなので、府民の方はぜひお早めに。
なおコロナウイルス感染対策のため、スリッパがなくなっていて、作品解説の資料配布も取りやめになっていました(代替案を検討中とのこと)。
スリッパはたしか二の丸御殿も廃止になってたと思います。
まだまだこれからですけど応援しています!
コロナの収束状況を見ながら、また対策を講じながらの段階的な再開のため、大休憩所は休みとなっていました。
残念ながら御城印やグッズなどは購入できません。
駐車場も1台だけ、バスは(基本的に観光バスは府外からですので)0台でした。
京都府民以外への公開がいつになるかはわかりません(早ければ来月くらいでしょうか)が、いまはそれぞれが地元のお城の再開状況をチェックして、自分が住む地域のお城の情報を相互に発信しあえると、収束後に出かける楽しみも増えるのでいいと思います。
余談ですが、マスクをして城内をぐるっと見学するとけっこう疲れました。
ぼくの日頃の運動不足もあると思いますが、マスク着用で熱中症のリスクが高まるという話もありますので、水分補給をしっかりして適度な休憩を取りながら見学するようにしましょう。
二条城ガイドツアーも年内には再開できるといいですね。