東京で生活して20年くらいになるのに、生まれてはじめて「はとバス」に乗りました。都内観光じゃなくて、ツアーですけどね。
そもそもバス旅行自体、修学旅行以来かもしれません。
そんなわけで今回ははとバスのツアーに参加して、高島城と高遠城のさくらを見てきましたよ。高遠城はちょうど「高遠さくら祭り」の期間中でした。
朝の7時過ぎに新宿駅に集合ということで、5時過ぎには起きなきゃいけなかったんですが、まあ道中寝ればいいかと思ってがんばりました。
誰もが知ってる、あの黄色いバスです。
レンタカーでいくと移動中に眠れないのと、(事前に調べて満開予想のピーク日に出かけようと思っていたこともあり)高遠城址公園の周辺は混雑が予想されたので現地まで連れていってくれるほうが楽ちんだなと思って、今回はツアーを選んだのですが結論からいうと大正解でした。
あと、攻城団でバスツアーを企画する際の参考にもしたいなという下心もありました。
(ツアーを希望する声はけっこういただいているので実現したいですね)
今回参加したのは「天下第一!約1500本の高遠小彼岸桜と諏訪の浮島高島城の桜」というツアーです。
新宿駅発着で、高島城に寄ってから、全国的にも花見の名所とされる高遠城址公園をまわるルートです。参加費は平日だったので8980円。たしか週末だとちょっと高かったはず。
(でも週末はぜったい混雑するので平日のほうがいいですよ)
日帰りでお城をふたつ攻城できるし、それも「日本三大湖城」の高島城、「日本100名城」など3つのバッジに登録されている高遠城と、バッジ集めにも最適なツアーでした。
今回のツアーでもぼくは「ご当地そば」のバッジをゲットしましたしね。ツアーだったのでおそばは食べられなかったから、おみやげで買いましたけど。
以下はいつものように写真満載の攻城レポートです。
二度目の高島城
高島城は去年の1月にも攻めてるんですが、前回は雪の時期だったので、まったくちがうお城として堪能できました。
まずは定番のスポットである冠木橋前から。
みんなは駐車場から歩道橋を渡って最短ルートで本丸に入ってましたが、やっぱりこっちから攻めたいですよね。
ちがうカメラでもう一枚。
空の色とかがぜんぜんちがいますよね。こっちの色味のほうが好きだけど、リアリティという点では一枚目のほうが自分の目で見た風景に近いかな。
最近は縦の構図の写真も好きで、けっこう撮りますね。
では本丸に入ります。
本丸内はちょっとした庭園風の公園になっていて、けっこう賑わっていました。
バスで乗り付けているのはぼくらだけだったけど他府県ナンバーのクルマが駐車場にたくさん止まってました。
天守にのぼって、最上階から本丸を見下ろしてみました。
ツアーのため、散策できるのは40分だけだったんですけど十分でしたね。
天守の中の展示をゆっくり見たい場合はもう少し時間が必要だったでしょうけど、前回見てるのますからね。
ランチ(パン食べ放題)を食べて、高遠城址公園へ向かいます。
高遠さくら祭りは大盛況
高島城から高遠城までは国道152号線(杖突峠)をこえていきます。
地図で見たら、見事に山あいの一本道で、戦国時代もここをこえていってたんですかね。
満開ということで、ツアーのバスもたくさん止まってましたし、とにかくすごい人出でした。
空堀を自由に歩けるので、降りて下から写真を撮る人も多かったです。
空堀なので水はないんですが、ところどころに小池があります。
水面に花びらが浮いていました。
それほど大きな公園ではないんですけど、ほんとに人が多かったです。
これだけの混雑した風景はこの時期にしか撮れない写真ですしね。
城址の写真は今度またゆっくり撮りに来ようと思います。
それでも深い空堀などはしっかり確認できましたよ。
あと中央アルプスもきれいに見えました。
宴会エリアでは盛り上がってたり、酔っ払って寝てたり。
屋台もたくさん出てましたね。
70分あったんですけど、あちこち歩きまわってると高遠町歴史博物館や絵島囲み屋敷を見学できなかったのがちょっと心残りですが、それも次回また来ます。
絵島囲み屋敷の絵島というのはマンガ『大奥』にも登場する、あの「江島生島事件」の江島のことです。江島は事件後、高遠藩内藤清枚にお預けとなったそうですね(生島のほうは三宅島へ流罪)。
それにしても前後左右だけじゃなく、上を向いても桜に囲まれるというのはなかなかない体験でした。
これは「天下第一!」を名乗ってもいいと思います!
それにしてもバスツアーっていいですね。一日楽しかった。コスパ的にも大満足でしたし、また同様のツアーがあれば参加したいです。
同時に、とことん城攻めに特化した(というか城好きに満足いただけるような)ツアーも自分たちで企画してやりたいなあとあらためて思いました。
今回はお花見目的のツアーということで、若干駆け足気味にふたつのお城をまわるコースでしたが、高遠城までいったら五郎山にある仁科盛信のお墓には寄りたかったですし、せっかく「信州そば」発祥の地といわれる高遠までいくなら、おそばを食べたかったかな。もしくは諏訪の名物の「みそ天丼」とかね。
いつかぼくらが企画したツアーを実現するために、いろいろアイデアを貯めときます。