熊本の翌日は鹿児島にいってきました。
ただ予定を変更して朝から熊本城を散策したので、鹿児島に着いたのは昼過ぎ。帰りの新幹線は18時と、6時間弱の鹿児島観光となりました。
熊本駅から鹿児島中央駅までは43分なのであっというまです。新大阪駅から名古屋駅よりも近いですからね。
着いたらコインロッカーに荷物を預けます。コインロッカーは改札を出てすぐのところにあります。
つづいて観光案内所があったので、お城までの行き方を聞いてみました。
(もちろん予習はしてましたけどね)
そしたら巡回バスを薦めてくれました。ぼくとしては市電にも乗りたかったので、行きはバス、帰りは市電にすることに。
あと「このへんでランチのオススメはありますか?」という無茶振りな質問をして、鹿児島ラーメンを紹介されたので、このフロアにある「ざぼん」というラーメン屋さんに。
はじめて食べたんですけど、鹿児島ラーメンめちゃくちゃおいしいですね!
ぼくは時間を節約するためにとにかくいちばん近いお店で食べたんですけど、駅周辺にはたくさんラーメン屋さんがありますし、案内所のお姉さんが周辺マップのラーメン屋に印をつけてくれるので、時間に余裕があればもうちょっといろいろ悩んで選んでもいいと思います。
とりあえず腹ごしらえはできたので、バスに乗ります。
駅前のバス乗り場はかなり大きいです。巡回バスは「カゴシマシティビュー」と「まち巡りバス」と2社が運行していますがルートはほぼ同じなので、どっちに乗っても大丈夫ですが、不安な方は「城山」というバス停に止まるかだけ聞けばOKです。
城址にいちばん近いのは「西郷銅像前」というバス停で、おそらく観光案内所でもそう教えられるんですけど(ぼくもそうでした)、麓から城山に歩いてのぼるよりも、バスで山頂まで上がって、そのあと歩いて降りるほうが楽なので「城山」までいくことをオススメします。
途中、ザビエル公園とかを通過しながらバスは進みます。
鹿児島城跡は在来線の鹿児島駅からなら歩ける距離なんですが、新幹線の鹿児島中央駅からはちょっと遠いんですよね。
20分ほどで「城山」バス停に到着。
土曜日の昼なのに人が少なくてびっくりしましたが、ここから展望台まで歩きます。
まあ歩きますといってもすぐなんですけどね。
歩いて3分ほどで見晴らしのいい場所に出ます。
ここから桜島が一望できるんです。
ちょっと雲があったのですがこの前日の鹿児島は記録的豪雨だったらしいので、これでもよかったほうです。
この山は「城山」というだけあって、南北朝時代には「上山城」という名前の城があったそうです。その名のとおり上山氏の居城でしたがその後、島津氏に明け渡され、島津忠恒(家久)が山麓に鹿児島城を築城しました。
(この上山城はリクエストも届いているので、現在登録準備中です)
では麓まで歩いております。
そんなに距離もないのでバスを待つより歩いたほうが早いです。
遺構はぜんぜんありません。
途中、桜島が見える場所もあったりします。晴れてたらなあ。
道がわかれているところがありますが、東側に降りるルートを選べば薩摩義士碑のところにいけます。
鹿児島城址は本丸跡に「黎明館」という歴史資料館が、二の丸跡に県立図書館が建てられています。
石垣や堀の一部が当時のまま残っているので、中心部の縄張りは比較的わかりやすいです。
これが黎明館です。
このまま黎明館に入ってもいいですし、先に石垣や堀を見学してもいいと思います。
ぼくはあとで黎明館でちょっと座って休憩すればいいやと思って、まず先に外の写真を撮ることにしました。
しっかり残っているのがわかると思います。
堀には鯉(だと思います)がたくさんいました。
いま御楼門・御角櫓の復元工事中で、この入口は使えません。
ここは「鶴丸城」の城址碑があって、鹿児島城でいちばんの撮影スポットなんですけどね。
完成予定は2020年(平成32年)3月だそうです。楽しみですね。
ちなみに現地での表記はすべて「鶴丸城」でした。
これなにか理由があるのかな。黎明館の解説員の人に聞けばよかった。
では黎明館に戻ります。
広場になっているところに、篤姫(天璋院)の像があります。
では建物に入ります。
100名城のスタンプもここにあります。
1983年(昭和58年)に開館した資料館なのでさすがにいろいろ古いんですが(VHSビデオが最先端の時代かな)、ジオラマもたくさんありましたし、3階まであるので展示内容は充実していました。
(1996年(平成8年)10月にリニューアルしたそうです)
またこの黎明館が建てられている本丸跡の復元模型もあります。
大河ドラマ「篤姫」のコーナーもありました(無料エリア)。
かなりゆっくり見学しました。黎明館を出て、そのまま石垣に沿って歩きます。
西郷隆盛像です。
来年の大河ドラマ「西郷どん」の主役ですね。
さらにここをまっすぐ進んだところに照國神社があります。
照國神社は島津斉彬を祭神とする神社で、このおおきな鳥居で有名ですね。
境内のあちこちに島津氏の家紋「丸に十の字」があります。
最近はどこの神社にいってもいろんな種類のおみくじがありますが、照国神社にも10種類近いおみくじがありました。
巫女さんに聞いて、いちばん古くからあるおみくじを引きました。
大吉!
願い事も「思わず早く叶う」とあるので攻城団の大成功も近いかもしれませんね。
商いは「ひそかにすれば吉」とあります。よくわからないけど、ひそかにします!
併設されている照国記念館(照国文庫資料館)には島津斉彬や島津氏にかんする資料が展示されています。
境内には島津斉彬の巨大な銅像もあります。
ネコがいました。
となりの公園に島津久光の銅像もあるのですが、なかなかわかりにくかったです。
この時点で17時前になっていたので駅まで戻ることにします。
お弁当買ったりしないといけませんしね。
市電に乗るために商店街の中を歩きます。
鹿児島の市電です。熊本と同じ感じですね。運賃は170円で、ICカードは専用のやつしか使えません(SuicaやICOCAはダメです)。
ぼくが乗ったのは「天文館通」という電停ですが、ここから鹿児島中央駅までは4駅なのですぐに着きました。
着いたときには気づいてなかったんですけど、駅前にはいかにも待ち合わせ場所に使われそうな(じっさいそんな感じで人が集まってました)「若き薩摩の群像」という銅像がありました。
あと駅ビルに観覧車もありました。鹿児島の若者はここでデートするのかな。
おみやげと弁当を買って、新幹線で帰りました。京都までは「みずほ」で、途中新神戸で「のぞみ」に乗り換えて4時間ちょっとです。
まあ東京までなら2時間半で着いちゃいますから近いのか遠いのかよくわかんないんですけど、朝早く出たら昼には着いてるというのはやっぱりすごいことですよね。日帰りできるんだもの。したくないけど。
今回は滞在時間が短かったので仙巌園にもいけなかったですし、一泊してたらフェリーで桜島にも渡ってみたかった。
あと鹿児島といえば「しろくま」ですよね。コンビニでも似たようなのが食べられますが、本場の天文館むじゃきで食べたかったです。黒豚も。
ま、こんなふうにやり残した思い出が多少あったほうが、次にまた訪問する目的ができるのでいいのかもしれませんね。