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攻城団テレビで来年の大河ドラマ「光る君へ」の予習を兼ねた特別講義をしていただきました

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来年の大河ドラマ「光る君へ」は京都が舞台になるのでぼくも注目しているのですが、いかんせん平安時代についての知識がほとんどないので、今回は予習も兼ねて榎本先生にいろいろ教わりました。

最初にぼくがなんとなく理解したことを書いておくと、

  • 藤原氏といえども最初から権力を握れていたわけではない
  • けっきょく権力の源泉は「外戚」の立場
  • 一族が大きくなると藤原氏の内部で争いが生まれる
  • 紫式部は藤原道長が入内した娘(彰子)のために抜擢された

というあたりでしょうか。
そもそも紫式部と清少納言が同じ時代の人であることすら知らなかったので(清少納言は彰子のライバルである定子に仕えていた)、ふたりが宮中で接点があったのかはわからないですが、同じ空気を吸っていたことに驚きました。
少なくとも平安時代においては日本史と古文を別々で習うより、いっしょに授業してもらったほうがいいなと思いました。

紫式部の生誕年は諸説あるようですが、彰子に仕えたのは30歳を過ぎてから、しかも夫と死別したあとだということも知らなかったです。
『源氏物語』を書いたのが35歳くらいだそうです。いまよりずっと寿命が短い時代のことですから、遅めのデビューですが、そもそも紙が貴重なので紙を供給してくれるパトロンがいないと作家になれなかったそうです(そのパトロンが道長だったのではないかと)。

これまでの勉強が役に立ってる

歴史は暗記を捨てればおもしろくなる(ので大人になってからのほうが楽しめる)というのはこれまでも実感してきたことですが、大きな流れを理解するのがほんとに大事ですね。
これまでも日本史に置ける「変」と「乱」で権力の主導権の変遷を追いかけたり、藤原氏の歴史や「外戚」のことを榎本先生に教わってきましたが、過去の動画で勉強してきたことが蓄積されてるなと感じました。

もしまだ未視聴の方はぜひ。


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「応天の門」はおもしろい

番組中、榎本先生に紹介していただいた「応天の門」というマンガがすごくおもしろいです。
収録後にすぐ買ったんですけど、楽しく読んでます。時代的には藤原良房が台頭して、藤原氏の中でも藤原北家一強になっていく頃の話です。菅原道真や在原業平が主人公なので、当時の人間関係をざっくり理解するのにもオススメのマンガです。
大河ドラマもそうですが、藤原さんばっかりの時代なのでマンガでもドラマでもとりあえず顔と世代が記憶できるとだいぶ理解がはかどりますね。

サムネイルは生成AIでつくってみた

最近、画像や文章をAIで生成する技術がどんどん進化していますが、今回はAdobe Fireflyというのを使ってイラストを描いてもらいました。
「平安時代、日本の京都で、男性と女性が手を繋いでいる」という指示を与えるとこんなイラストを描いてくれました。

AIはまだ日本人を描くのが苦手っぽいですね。「日本の戦国時代、織田信長と徳川家康が将棋をしているところ」とお願いしても三国志っぽい感じで、チェスみたいなのを描いちゃいます。

学習データの問題も大きそうですが、指示の調整でもう少し工夫できそうなのでいろいろ勉強してみます。

藤原氏の歴史についての補足など

そもそも藤原氏の祖は中臣鎌足ですが、その子の不比等、さらにその子の四兄弟(北家や式家の祖)などは飛鳥時代から奈良時代にかけての人です。
その後、なんやかんやあって桓武天皇の時代に平安京に遷都するわけですが、その責任者を務めたのが北家の藤原内麻呂(不比等のひ孫)です。この内麻呂の子が冬嗣で、さらにその子が「応天の門」に登場する良房です。
つまり平安京に都が移ってからは北家が中心になっていくのですが、ここはちゃんと平安京以前と以後でわけて話したほうがよかったかもしれないなと思いました。

藤原氏略系図

ぼくなんかはどうしても藤原氏=平安時代の印象が強いのですが、いわゆる摂関政治は良房にはじまっており、略系図でも下半分です。
また摂関政治の最盛期は藤原道長・頼通親子の時代と言われるのですが、同時にこれは最終期でもあります。頼通の死後は院政時代に移っていくので。
線が多くてややこしくなるので諦めたのですが、その時代ごとの天皇や上皇を盛り込んだ相関図があれば権力の移り変わりはよりわかりやすくなるかもしれないです。

あとは榎本先生がおっしゃってましたが、まさにその権力が上皇に移った際に藤原氏の傍流が復活していたり、これだけ大きな一族ですからいろんな分家が生まれて、なかには武士になったり、日野家のように室町時代には将軍の正室を輩出する家があったり、バラエティに富んでます。

平安時代の政治史はまさに藤原氏(それも藤原北家)を中心に動いていくのですが、北家内でも争いがあったり、その権力を維持・拡大するために女性が利用され、入内した娘をサポートするために有能な女性が抜擢された時代でもありました。
おそらく大河ドラマはそこまで政治史要素は大きくないと思いますが、人間ドラマの背景にはこういう権力争いがあったのだと理解しておくとより楽しめるかもしれません。

このあたりについては来年に向けて、榎本先生が連載を企画されているのであわせて楽しみにしていてくださいね。

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