全国的に猛暑がつづいていますが、昨夜は二条城まで夜の散歩に出かけてきました。
ここ数年、二条城では毎年のようにライトアップイベントを開催していますが、今年もコロナの感染予防対策をとった上での開催となりました。
具体的には入口での検温、マスク着用、手指消毒、代表者が「京都市新型コロナあんしん追跡サービス」に登録*1といったところで、入城者数も制限しているそうです。さらに城内ではソーシャルディスタンスを確保するために提灯の貸し出しをしていました(利用は任意)。
規模は縮小、でもARなど新しい取り組みも
イベント内容としては
- 唐門と二の丸御殿のライトアップ
- 二の丸庭園のライトアップ
- 寛永天守が再現されるAR
- 本丸石垣へのプロジェクションマッピング
- 清流園・香雲亭のライトアップ
- シャボン玉コーナー
といったところで、いつもは飲食エリアや物販コーナーなども用意されるのですが、今回はありませんでした。
規模を縮小した開催ではあったものの、夜の二条城に入れるというのは何度来てもテンションが上がるし、唐門のライトアップなどもきれいだったので写真と動画でざっとご紹介しますね。
まずは唐門から。
二の丸庭園ではARの案内がありました。ネイキッドの公式アプリを入れて看板を読み取ると寛永行幸の際に築かれた天守が画面内に表示されます。
じっさいに表示させるとこんな感じです。夜だし、ちょっとイマイチ。
庭園のライトアップは光源の位置も考えられてるそうで(と以前のイベント時に伺いました)、とくに風のない日は鏡面反射が美しいです。
メインイベントが本丸石垣のプロジェクションマッピングです。
動画も撮影したのでどうぞ。約3分ですが、持ち上げての撮影だったのでちょっと腕がプルプルしてますね。
百鬼夜行とか、鳳凰とか、いろいろテーマを変えて映像をつくってくれてるのですが、二条城の歴史を学べるような内容とか、狩野派の障壁画を石垣に投影(石垣画?)とか二条城ならではの映像作品ができたらもっといいのになと思いました。
(一般向けのイベントなので花火とかをテーマにするのは理解できるのですが)
ちなみにソーシャルディスタンス確保用の提灯はこんな感じです。
このエリアはいつも木々にライトアップしてます。
今回はここでシャボン玉を飛ばしていて、子どもが楽しそうにはしゃいでいました。こういうサービスはいいですね。
北大手門。最近のはイベント時でもここまでしか近づけないのですが、東大手門の修理中はここから出入りさせてもらえる時期もあったので、また近くで見たいです。
こんな感じで、写真を撮ったりしながらで1時間くらいでした。
この夜間イベントは8月30日までです。
週末は少し混雑するようなので、できれば平日のなるだけ遅い時間の入場が空いてると思います(ぼくは9時前に入場しました)。
VRアプリも配信
今回のイベントにあわせて、ネイキッドからVR限定コンテンツ「NAKED NINJA -Nijo-jo Castle-」が配信されています。
ぼくは今回、このゴーグル付きチケットを買って入場しました。通常チケットが1200円、ゴーグル単体が800円で、セットチケットが1800円だからちょっとだけお得です。
よくあるVR用の組み立てゴーグルが入ってます。
映像自体はYouTubeにアップされていてURLを知ってれば誰でも見れるみたいです。URLをシェアしちゃいけないとは書いてないので、たぶん貼り付けても大丈夫だと思うのですが、いちおう控えておきます。
こんな感じの映像が見れます。
上のほうにプロジェクションマッピングで狩野派の障壁画をって書いたんですけど、こっちのVRコンテンツで二の丸御殿の紹介を一般の方向けにやってました。
「虎!」とか「松!」とかすごく単純な紹介ですけど、最初はそこからでぜんぜんいいと思います。
ほかのお城のも見てみたい。
*1:厚生労働省の新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を入れているのに、さらに京都市の追跡サービスに登録させるのは意味がないと思うのですが、どうなんでしょうね。