今日から8月15日まで開催される「世界遺産・二条城 夏季ライトアップ」(二之丸庭園夜間特別公開)のメディア向け内覧会が開催されたので参加してきました。
今回の内容は以下のとおり発表されています。唐門や二の丸庭園のライトアップのほか、二の丸御殿・大広間の障子に妖怪をテーマとしたプロジェクションマッピングが実施されます。
- 特別名勝 二之丸庭園ライトアップ
- 国宝 二之丸御殿プロジェクションマッピング
- 重要文化財 二之丸御殿唐門ライトアップ
- 清流園ライトアップ
- 星空友禅展示(新規)
- 光り輝く京友禅と星空のプロジェクションマッピングで,二之丸御殿台所内に光の空間を演出
- 願い七夕(新規)
- 子ども達の願いが書かれた七夕飾りをライトアップし展示
またルートは東大手門から入り、唐門をくぐって二の丸庭園に出て、本丸櫓門前を北に曲がって進み、清流園を歩いて、展示収蔵館のほうに抜けるという流れです。
(途中、台所や休憩所横のレクチャールームでも展示があります)
ではおもな見どころをたっぷり撮影してきたのでご覧ください!
「二条城夏季ライトアップ2019 -Directed by NAKED-」の見どころ
東大手門からはじまる妖怪の世界
今回は妖怪をテーマにしていることから、全体をブルーの照明にしているそうです。
中に入ると大型の行灯が並んでいます。
やはり唐門はライトアップに映える
金色の装飾がきらびやかな唐門は夜のライトアップでこそ魅力が全開になります。
期間中は人の往来があるのでなかなか無人の構図で撮影することはむずかしいと思いますが、おそらく終了時間近くにいけば撮影できる可能性が高いと思います。
(唐門は出口の東大手門からも近いので、ひととおり見終わってからまわるくらいでいいかも。最終入場は21:00なので、そこから終了時間の21:30の間ならこの付近は空いてると思います)
二の丸御殿・遠侍と車寄せの幽玄さがいい
唐門をくぐると二の丸御殿です。遠侍と車寄せがライトアップされていて、地面にも妖怪が投影されます。
大迫力のプロジェクション・マッピング
大広間の障子に投影されたプロジェクション・マッピングです。
妖怪たちの七夕をテーマにした映像で、映像が2分30秒、インターバルが1分となっています。
去年も同じような百鬼夜行をテーマにしたプロジェクション・マッピングをやっていたので、NAKEDの方に完全新作なのかと質問したら、75%新作で、妖怪列車などはあえて同じモチーフを使ってるとおっしゃってました。
動画も撮ってきました。
京の七夕プロジェクションマッピング2019(二条城二の丸御殿)
蹴鞠の演出は江戸時代、ちょうど見学している場所あたりで蹴鞠をやっていたからだとか。
(寛永行幸の際は能舞台があった場所ですね)
二の丸庭園の鏡面反射は必見
二の丸庭園のライトアップは何度見ても感動します。
風がない日は水面の鏡面反射がほんとうに美しいのでぜひご覧になってください。
色とりどりの風鈴の音色も素敵
風がない日は庭園の水面を見ればいいし、風があるときはこの本丸内堀沿いに並んだ風鈴が見事な音色を聞かせてくれるでしょう。
この場所は南北に抜けているので少し待ってると風が吹くと思います。
香雲亭では琴の生演奏が
清流園にある香雲亭では今年も琴の生演奏がおこなわれます。
(琴の生演奏は19:30〜、20:00〜、20:30〜の3回)
並木道では天の川をイメージしたライトアップ
桜や紅葉など毎回さまざまなライトアップがされる北側の並木道ですが、今回は天の川をイメージしたライトアップがされています。
また北大手門もライトアップされているのでここも見逃さないようにしたいですね。
台所では京友禅の展示も
台所前には地元の子どもたちによる七夕飾りが展示されています。
そして台所の中には星空をテーマにした京友禅の展示があります。
なおこの台所内は9日と10日の2日間にかぎり「妖怪モノノケ市」としてフリーマーケットが開催されます。
説明を聞きながらの内覧会でしたが、約1時間ほどでした。
ゆっくり写真を撮ったり、人の流れが途切れるのを待ちたい場合はもう少しかかるかもしれませんね。
過去の経験から言うと、地元の方や近くに宿泊される方はできるだけ20時以降に入城したほうが空いていると思います。
この「世界遺産・二条城 夏季ライトアップ」は8月1日から15日までです。
初日は先着2000名に特製のうちわが配布されます。
余談ですが、今回の写真はすべて最近購入したスマホ(Google Pixel3)での夜景モードで撮影しました。三脚もなしでスマホだけでここまできれいに撮影できるのはびっくりしました。