かなり以前から公開されているのでご存知の方も多いかもしれませんが、スタンフォード大学のサイトで「大日本帝國陸地測量部」作成の古地図が無料公開されています。
公開されているのは「五万分一地形圖」なので、細かいところまではわからないのですが、たとえば現在は住宅地でも戦前は田畑だったとか、明治初期の土地の利用状況などはわかります。
これは彦根周辺の地図です。
左端に彦根城と佐和山城があります。
「5万分の1」なのでざっくりしていますが、当時は彦根城の北側には外堀に直結した内湖(松原内湖と入江内湖)があったことがよくわかります(現在は埋め立てられています)。
姫路駅や名古屋駅周辺の地図も。
これらの地図は終戦後に米国が接収していたものをスキャンして作成されています。
ただ日本全国すべてが見られるわけではなく、なぜか京都や大阪の周辺が抜けています。
もっと詳細な地図は国土地理院で入手可能
なお、国土地理院のサイトには「2万分の1」サイズなどもっと詳細な地図を閲覧することができます。
また有料にはなりますが、複写されたものを取り寄せることもできます。
ただ「5万分の1」とはいえパブリックドメインで自由に利用できるので、これはこれで知っておくと便利かなと思いました。