お城に関する三大○○。
三大連立式天守(さんだいれんりつしきてんしゅ)というのをご存知でしょうか?
城郭建築の最高傑作とも称される連立式天守をもつ和歌山城、松山城、姫路城です。
Theお城のTOP3を見たい方におススメです。
三大連立式天守(さんだいれんりつしきてんしゅ)
三大連立式天守(さんだいれんりつしきてんしゅ)とは
- 和歌山城(わかやまじょう、和歌山県和歌山市)
- 松山城(まつやまじょう、愛媛県松山市)
- 姫路城(ひめじじょう、兵庫県姫路市)
です。
和歌山城(わかやまじょう)
まずは、和歌山県にある和歌山城です。
和歌山城の天守群は大天守に小天守と2基の櫓を多門櫓で結んだ連立式構造になっています。
大天守と小天守を中心に乾櫓(いぬいやぐら)と天守二の門櫓などをつなぐ多門櫓で構成されています。
曲輪内には東蔵と西蔵を設けており、塩蔵と銃弾蔵(鉛蔵)だったと言われています。
連立式天守なので四隅に天守や櫓が建てられており、遠くまで見渡せて死角がないのが特徴です。
大天守へ通じる小天守の玄関は唐破風が付いた御殿のような出入り口になっていますが、小天守から大天守に続く出入り口の扉は分厚く頑丈です。
連立式天守は平山城の小高い山の上に立てられることが多いですが、和歌山上も下から見上げると天守群がとても大きく見え、圧倒的な存在感を示しています。
松山城(まつやまじょう)
松山城ももちろん連立式天守なので、大天守週に2基以上の小天守が連結しています。
元々は五重天守として作られたそうですが、寛永19年(1642)に三重の天守に改築されました。
その後、天明4年(1784)に落雷で焼失してしまいました。
現在の天守は、安政元年(1854)に再建されたものです。
松山城は標高132 m の山に作られた平山城で、天守は国宝、城跡は国の史跡となっています。
また天守群以外にも重要文化財として櫓や門など21棟が指定されています。
さらにその他の門や櫓なども復元されており、伊予松山城はかなり大きな城郭として見応えがたっぷりです。
姫路城(ひめじじょう)
日本人なら誰もが知っているお城。
超有名な姫路城です。
世界遺産にも登録されており世界各国から見学者が訪れる、日本を代表する城です。
大天守と小天守を多門櫓でつなぐ連立式天守ですが、松山城や和歌山城よりも大天守の規模が段違いに大きいのが特徴です。
大天守と三つの小天守で構成された天守群は、当時の最高技術の粋を集めた壮大な城郭といえます。
また石垣や門、掘りなどがよく保存されており、当時の城郭の様子がよく分かります。
ただ観光客の方がとても多いので、空いている時間帯を狙って訪問するのが吉です。
まとめ
三大連立式天守のお城としては、和歌山城、伊予松山城、姫路城の三城が挙げられます。
いずれも連立式天守のため規模が大きく天守群は壮観です。
The城と言わんばかりの連立式天守を楽しんで見学してみてください。
ということで、三大連立式天守のお城の紹介でした。
じゃあね🖐️
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