大徳寺の特別公開にいってきました。
いっさい撮影禁止だったので詳細なレポートは書けないのですが、ちょっとおもしろいことに気づいたので紹介しておきます。
それは薄暗い建物内はスマホのカメラを通して見たほうがはっきり見える、ということです
この写真は仏殿という建物の中を撮影したものです。
仏殿は特別公開エリアではなく、いつも公開されていて、誰でも無料で見学可能です。中には入れませんが、写真のように外からのぞき込むことはできます。
ちなみにこの仏殿に参拝すると、大徳寺のすべての塔頭に参拝したことになるそうです。
天井画は狩野元信が描いたとされる「雲龍図」ですが、風化していてよくわかりません。いつでも参拝できるようにと開放しているため風化しちゃうんだそうです。
でも肉眼だとほとんどなにも見えないので、びっくりするくらいきれいに見えました。
また写真の奥に見える大きな仏像(釈迦如来)は徳川家綱が寄進したものです。
徳川家ゆかりの京都の寺というと知恩院や南禅寺のイメージが強いのですが、じつは紫衣事件で流罪となった沢庵をのちに徳川家光が尊崇したことで大徳寺と徳川家に縁ができたそうです。
スマホのレンズを通して見える世界
せっかく現地にいるんだから写真ばかり撮らずにちゃんと自分の目で見なきゃといつも反省しているのですが、建物内など暗い場所の場合はむしろスマホのレンズ補正を積極的に活用していったほうがいいのかもと思いました。
4Kテレビと同じで見え過ぎちゃうことの功罪はあるのでしょうが、スマホのレンズを通して見てみるという小技をおぼえておくといいかもしれませんね。
なおこの大徳寺本坊の特別公開は9月27日までなので、お早めにお申し込みください。
空きがあればその場でも申し込めるみたいですが、事前に予約したほうが確実です。