熊本城
熊本城

[熊本県][肥後] 熊本県熊本市中央区本丸1-1


  • 平均評価:★★★★☆ 4.14(7位)
  • 見学時間:1時間58分(2位)
  • 攻城人数:3628(21位)

数寄屋丸二階御広間

数寄屋丸二階御広間(すきやまるにかいおんひろま)はかつて能や茶会が開かれた広間です。数奇屋丸二階櫓とも呼ばれます。
現在の建物は平成元年(1989年)に市制100周年を記念して復元されたものです。

ここは主に接客用として茶会、歌会、能などを楽しんだ建物だといわれていますが、南面には狭間や石落としを備え、防御施設としても十分な備えを持っていました。
(かつては西隅に五階櫓も建っていたそうです)

入口です。

入ってすぐに狭くて急な階段をのぼります。

上がったところは展示スペースになっています。

加藤清正の甲冑(レプリカ)も展示されています。

かつて能や茶会が開かれた広間というだけあって、かなり長くて広い部屋になっています。
ここには入ることもできました。

出口です。

案内板の内容はこちら。

数寄屋丸二階御広間
 数寄屋丸二階御広間は、西に五階櫓、東に地蔵櫓門を配し、梁間(はりま)七間(約十三メートル)、桁行(けたゆき)十八間(約三十三メートル)の建物で、南面の壁には銃眼や石落としもついているが、内部一階は土間、二階には書院造りの座敷があり、全国の城郭建築の中でも非常に珍しいものである。 数寄屋丸とは、秀吉築城大阪城の「山里丸」の流れをひくもので、熊本城における文化的遊興の空間であったと思われる。茶会・能・連歌の会などが催され、二階御広間もそのような用途に使われていたと考えられている。二間半四方で十二畳半の部屋が主室となっており、床の間は二間半の押板だけというシンプルな構造で、復元に際しては書院造りの建物・城内の櫓・絵図等の資料も参考にした。 建築の際は残っていた礎石をそのまま使用し、柱等の主要材は九州山地から伐り出した栂(つが)を、梁には松、土台には栗を使用した。 平成元年九月復元完成 熊本市
Sukiyamaru Two-story Hall
Sukiyamaru Hall of Kumamoto Castle is considered to have been used for cultural activities such as tea ceremony, Noh plays and poetry readings, while the south exterior of the hall has loopholes for gunfire and stoning. The first floor of the building is a dirt floor and the second is a hall, which is quite rare for a building to have these two different materials.Kumamoto City
   

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大名格差~江戸三百藩のリアル~

江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。

まーちゃんさん)

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