宇土櫓のすぐそばにある「五郎の首掛石(くびかけいし)」です。
この石の重さは1800kgもあるそうです。
五郎の首掛石(くびかけいし)
勇将木山弾正(きやまだんじょう)の遺子と伝えられる横手五郎は、今の熊本市横手町に育ったので、その名がついたと云われる。父弾正は、天正十七年(一五八九年)の天草一揆のとき、志岐麟仙(しきりんせん)に味方して仏木坂(ぶっきざか)で加藤清正(かとうきよまさ)に一騎打ちをいどみ武運つたなく戦死した。そこで五郎は成人ののち清正を仇と狙い、築城人夫に身をやつして、いつかは父の恨みを晴らそうと考えていた。ところがその間に彼の素性は見破られ、井戸掘りをしているとき生埋めにされたという。 この石の重さは、一八〇〇キログラムであるが、築城当時に五郎が首にかけて運んだものと言い伝えられている。Goro's Stone
Kiyama Danjo, the father of Yokote Goro, was killed in battle against Kato Kiyomasa in the Amakusa riot in 1589. Goro determined to avenge his father's death by Kiyomasa, disguised himself as one of the construction workers and entered Kumamoto Castle, but was caught and buried alive in a well. He is said to have been a man of enormous strength and carried this 1,800 kilograms stone over his shoulder to the construction site.