熊本城内の一角に位置する監物台樹木園は、約2100本の樹木や野草、盆栽など141科793種の植物が植えられた樹木園です。
「監物台」の名前は、熊本城主・細川家の家老であった長岡監物(ながおかけんもつ)が、この地に屋敷を構え熊本城の北方を警固していたことに由来しますが、本来この地は、長岡図書(ながおかずしょ)の敷地であり、誤って名づけられました。
樹木園の北側には監物櫓(新堀櫓)があります。
監物台の由来
「監物台」の名前は、熊本城主細川家家老であった長岡監物が、この台地を熊本城の北の守りとして固めていたことに由来します。樹木園の北側に監物櫓があり、植木・山鹿に至る豊前街道から侵入する敵を制圧するため銃眼を備え、砦の役割を果たしていました。ここは特別史跡指定地であり、今も残る監物台櫓は国の重要文化財に指定されています。