須戸口門から入ってすぐのところにある石垣の上には、源之進櫓、四間櫓、十四間櫓などの現存する平櫓群があります。
これらの平櫓はそれぞれ国の重要文化財に指定されています。
奥から田子櫓、七間櫓、十四間櫓です。
右から田子櫓、七間櫓、十四間櫓です。
さらに手前が四間櫓、奥に見えるのが源之進櫓です。
源之進櫓側から見た櫓群です。
源之進櫓のアップです。
ちなみに石垣の下から見るとこんな感じです。
右手に見えるのが源之進櫓ですね。
源之進の名は、櫓を管理していた人の名前に由来するといわれています。
この櫓は普段は武器や武具などの倉庫として利用されていましたが、外壁には狭間や石落としを備えており、戦時には兵の駐屯地となりました。
少し時間のあるときは、こうした櫓群を見て回りながら本丸を目指すのもいいですね。
熊本城の平櫓(ひらやぐら) (源之進櫓(げんのしんやぐら)・四間櫓(よんけんやぐら)・十四間櫓(じゅうよんけんやぐら)・七間櫓(しちけんやぐら)・田子櫓(たごやぐら))
熊本城が築城された慶長(けいちょう)年間(一五九六〜一六一四)櫓四十九・櫓門十八・城門二十九がそびえていたが、明治十年(一八七七)西南戦争勃発直前の火災により大半を焼失した。
現在、熊本城には焼失をまぬがれた十三の建造物があり国の重要文化財に指定されている。
櫓は武器、武具などの倉として使用され、戦時には兵の駐屯所にも当てられた。The Hira Turrets of Kumamoto Castle(Gennoshin turret, Yonken turret, Juyonken turret, Shichiken turret, Tago turret)
13 buildings on the grounds of Kumamoto Castle survived the fire that took place just before the Seinan War, are designated as national important cultural properties. Turrets were used to store weapons and military supplies, but during times of crisis or war they served as stations for the soldiers garrisoned in the castle.