攻城団ブログ

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震災1か月目の熊本城の復興状況を写真レポート

この週末は熊本地震からちょうど一か月目だったのですが熊本城を見てきました。700枚を越える写真を撮ってきましたので、現在の熊本城の状況を多くの人に見ていただければと思います。

この週末は熊本地震からちょうど一か月目だったのですが、現在の熊本城を見てきました。
写真をたくさん撮ってきましたので、いまのありのままの状況をまずは多くの人に見ていただければと思います。
(ぜんぶ700枚以上も撮ってました)

新幹線で熊本入りしたのですが、熊本駅ではくまモン駅長が出迎えてくれました。

熊本駅は「くまモン駅」の別名があるんですね(前からでしたっけ?)。

路面電車で熊本城まで向かいます。
熊本には何度も来ているのですが、路面電車でSuicaなどのICカードが使えるようになっていました。前は小銭を両替しなきゃいけなかったのでこれは便利ですね。

現在、見学が可能なエリア

地震発生以降、熊本城は閉園しています(再開時期は未定)。
5月12日からは二の丸広場が公開されましたので、遠目ではありますが天守や宇土櫓の見学が可能です。ただし城周辺にはあちこちに立ち入り禁止区域が設定されていますので注意してください。

特別史跡熊本城跡地震災害に伴う立入禁止エリア(2016年5月12日時点)

二の丸広場の通行可能時間は9:00〜18:30となっています。
城彩苑からは無料のシャトルバスも運行されていますが、見学者用ルートを歩いても5分ほどです。

歩いて広場まで向かうと、未申櫓の前を通るので櫓と崩壊した石垣を見ることができます。

少し坂なので荷物が多い場合は城彩苑のコインロッカーに預けたほうがいいかもしれません。

エリアはわりと頻繁に変更・拡大されているようで土曜日は入れなかったところ(櫨方門付近)に日曜日はいけるようになっていたりしました。
おそらく今後、復旧が進み、安全が確認されればもう少しいろんな場所から見学できるようになると思います。

現在の熊本城(2016年5月15日撮影)

それではお城の周辺をぐるっと歩いて写真を撮ってきましたので、整理しつつ紹介します。
だいたいこんな場所から撮影しました。

1.天守、宇土櫓

二の丸広場から大小の天守と宇土櫓(重要文化財)を見ることができます。
ここは以前から撮影スポットのひとつだったのですが、こんな景色になるとは思いもしませんでした。

テレビで天守の鯱や屋根瓦が落ちた映像をご覧になった方も多いと思います。
ぼくも何度もテレビで見ていたのですが、実物を目の前にしたときは「うわぁ」と思わず口に出たくらいショックでした。まわりの人たちも同じような言葉を発していました。

先日テレビで紹介されていましたが、最初の屋根に鯱があるのがわかりますかね。

宇土櫓は幸いにしてまだ被害が少ないほうですが、続櫓は完全に倒壊しています。

天守は城彩苑の駐車場付近からも見えます。望遠ならこんな感じです。
手前にあるのは数寄屋丸二階櫓ですね。

2.戌亥櫓

ここも算木積みだけで支えている映像がテレビでよく紹介されていますね。

むかし撮った写真がありました(いずれも2014年1月撮影)。

現在はここまでが二の丸広場の見学可能エリアです。

3.長塀・馬具櫓

長塀は坪井川に沿って築かれた242mの塀ですが、一部が崩壊していました。

対岸が遊歩道になっているので、ここを歩きながら見ることができます。

長塀の両端にある馬具櫓と平御櫓のうち、馬具櫓の石垣が崩れています。

またこの付近からは飯田丸五階櫓が見えます。
崩壊した石垣は木の影になって見えませんが、櫓の壁にヒビが入っているのはわかります。

4.熊本城稲荷神社、熊本大神宮

熊本城稲荷神社は須戸口門そばにある神社です。

ここからは東十八間櫓がよく見えましたが、いまはありません。

ちなみにこれが倒壊前の東十八間櫓です(2012年10月撮影)。

熊本大神宮は東十八間櫓の真下にある神社です。
今回の地震で東十八間櫓と北十八間櫓が倒壊したため、本殿が押しつぶされていました。

5.東十八間櫓・北十八間櫓・五間櫓

熊本大神宮の前の坂(県道303号線)をのぼって不明門のほうにまわります。
ここは東十八間櫓・北十八間櫓(いずれも重要文化財)があった場所ですが、いずれも倒壊しています。

倒壊前の写真がありました(2012年11月撮影)。
左側が東十八間櫓、右側の角にあるのが北十八間櫓です。

現在の北十八間櫓跡です。

奥の五間櫓(重要文化財)はかろうじて残っていますが、危険な状態です。

6.不開門

不開門の状態はわかりませんでしたが、入り口真上にある平櫓(重要文化財)は残っていました。

この近くからは大小天守が少しだけ見えます。

大天守の鯱がないのがはっきりわかりますね。

小天守の屋根もひどいことになっています。

道路をわたって、KKRホテル熊本側からだと少しちがった角度で見れます。

7.監物櫓

少し歩いてお城の北側にまわると、監物櫓のところで通行止めになっています。
監物櫓は壁の漆喰がはがれていますね。

この先に百間石垣などがありますが現在はいけません。
百間石垣のところは石垣だけなので、復旧は早いかもしれませんね。

市役所14階展望ロビーから見た熊本城

あまり知られていないのですが、熊本城の本丸は市役所14階にある展望ロビーから見るのがオススメです。

被災者の手続きなどで展望ロビーは閉鎖中なのかと思ったのですが、ふつうに見れました。

ここからは本丸全体がパノラマのように見れます。

本丸御殿は手前の櫓群(田子櫓・七間櫓・十四間櫓四間櫓・源之進櫓、いずれも重要文化財)とともにぶじのようですね。

大天守です。奥に見えるのが小天守です。

倒壊した東十八間櫓です。かなり広範囲に石垣が崩れているのがよくわかります。

飯田丸五階櫓も見えます。
ここも算木積みの隅石だけで支えていますがいまにも倒壊しそうです。

週末など正面入口が開いてない場合は市役所建物の横から入れます。

いうまでもないことですが、職員の方や来庁された現地の方々の迷惑にならないようにしましょうね。

ぼくらになにができるのか

この週末もボランティアに訪れている方をたくさん見ました。
被災地復興のために労働力を無償提供するというのはそれはそれですばらしいことだと思いますが、それだけが唯一の支援方法ではありません。
遠くに住んでらっしゃる方は交通費を考えたら、その金額を寄付したほうがいいかもしれませんし、労働力もお金も出せなくても、この状況を風化させないためにそれぞれがなにができるのか考えていくことが大事だと思います。
(とはいえ気持ちとか精神論よりも、現実的な労働力やお金のほうがいまは大事だと思います)

ぼく自身は今後もちょくちょく熊本城を見にいこうと思っています。
半年に一回か、年に一回になるかわかりませんが、熊本城が復旧していく様子をレポートして多くの方に届けることで、少しでもチカラになれればいいなと考えています。
今回の記事も「熊本城っていまこんな感じらしいよ」って身近な人にシェアしていただけるとうれしいです。

観光客はまだまだ少なくて、日曜日のお昼だというのに二の丸広場の人影はまばらでした。

まだ余震もつづいているので無責任に「現地にいきましょう!」と呼びかけるわけにもいかないのですが、一日でもはやく以前のようなにぎやかな城下町に戻るといいですね。
もし現地を訪問された場合は、城彩苑や物産館が営業再開してますのでおみやげを買ったり、ごはんを食べたりしましょう。

最後になりますが、熊本市・熊本城への寄付や募金についてはこちらのページにまとめてあります。全国のお城での取り組みなどもわかり次第、随時更新していますのでご覧ください。

また、今回の被害は熊本城だけではありません。
現在わかっているだけでも大分県竹田市の岡城や、大分県日田市の永山城なども被害を受けています。こうしたお城についても、自治体等からの支援の呼びかけがあり次第、みなさんにお伝えしていきます。

熊本城復興応援ツアーでも企画しましょうかね。









おまけ:馬肉を食べました

土曜日に熊本入りして一泊したので、夕食は馬肉を食べました。

馬肉の焼き肉なんてはじめて食べましたよ。

あと「馬肉めし」がめちゃくちゃおいしかったです。馬肉の時雨煮をかけたごはんなのですが、あれはまた食べたいなあ。

おまけその2:テレビの撮影に遭遇

テレビを撮影してました。KBC九州朝日放送の「あなたへ 九州がつながるテレビ」という番組らしいです。

スザンヌかわいかったです。

   
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