先週末の12月8日(日)に江戸城で城たび〈黒田涼さんとめぐる江戸城ガイドツアー〉を開催してきました。
今回は城たびの幹事を狸親父さんが、終了後の懇親会の幹事を榎本先生がつとめてくれました。ありがとうございます。
いつものように事前のZoomミーティングを終え、当日を迎えました。
今回は参加人数も多く、また(ひさしぶりの関東でのイベント開催ということもあり)初めて攻城団のイベントに参加される方もけっこういらっしゃいましたが、事前ミーティングのおかげであまり緊張せずに参加できたと複数の方から言ってもらいました。
日曜日の開催ということで、今回は9時半から受付開始、10時スタートです。
ぼくは大手門すぐそばのKKRホテルに前泊していたので、9時15分くらいに集合場所に着いたのですが、すでにけっこう集まってました。
ガイドは2018年にも案内していただいた黒田涼さんです。
6年ぶりなのでぼくも楽しみです。
前回同様、大手門の枡形内で記念撮影をと思っていたのですが、荷物検査のスペースが枡形内に移動していたので門をくぐってから撮影しました。
みんなが首からかけている緑の端末は黒田さん持参のイヤホンガイドです。
これがあるので約30人のガイドツアーでも案内をしっかり聞くことができました。
ということでツアースタートです。
大手門から大手三之門跡、同心番所へ。
このあたりは個人で江戸城を訪問した方も通るルートですね。
みんなが素通りする中、石垣の前で立ち止まっての案内。
たしかここは白いのは瀬戸内海沿岸から運ばれた花崗岩(かこうがん)で、黒いのは伊豆や相模から運ばれた安山岩(あんざんがん)という話だったかな。
百人番所、中之門跡。
ここは修理で取り外された石材が置いてあるので、その解説です。
本丸へ向かい、富士見櫓へ。
松之廊下跡では「当時は暗かったので浅野内匠頭は斬りつけたのが失敗、そもそも刀は斬るものではなく刺すもの」とおっしゃってました。
松之廊下で描かれていた障壁画は現在休館中の江戸東京博物館で確認できます。再開したら、みんなで見学に行きたいですね。
富士見多聞へ。江戸城内の建物で唯一入れる遺構です。
この日はずっと快晴でほんとに良かったですね。
前回はなかった寛永度天守の模型を見ます。
本丸休憩所裏にある展望台へ。
ここは台所前三重櫓跡でもあります。
ビルの隙間から東京駅の駅舎が見えます。
休憩をはさんで後半スタートです。
まずはここまでのルートを案内板でおさらい。
大奥跡です。
天守台をバックに記念撮影。
天守台の登り降りルートが仕切られてたのですが、これはいつから?
ご存知の通り、この天守台に天守が建てられたことはありません。
黒田さんは江戸城天守を再建する会にも所属されているので、天守の再建に前向きなのですが、ぼくは反対寄りの慎重派なんですよね。
梅林坂を通って二の丸へ向かいます。
このあたりは本丸拡張にあわせて家康時代の石垣と秀忠・家光時代の石垣が確認できます。
潮見坂です。
白鳥濠ごしにさっきの展望台が見えますね。
二の丸庭園を一周まわります。紅葉がきれいでした。
最後は平川門です。
江戸時代に作られた橋の擬宝珠ですが、別のところで使われていたものだそうです。
(ぼくは知りませんでした)
「江戸城築城の碑」の説明でいったん終了です。
その後、懇親会まで少し時間があったので、黒田さんには竹橋など周辺を少し案内していただきました。
今回歩いたコースをマップに描き入れておきましたので参考にしてください。
だいたい1万歩弱歩いたので、毎回城たびは良い運動になりますね。
再開催を希望される方は末尾のフォームで希望を出しておいてください。
4月の和歌山城以来の城たび開催となりましたが、先月は団員総会もありましたし、10月は丸岡城でのガイドツアーは城たびではないものの団員が多く参加してくれたこともあり、あまりひさしぶり感はなかったですね。
ただ江戸城ガイドツアーとしては前回の開催がコロナ禍前のことだったので、とても懐かしかったです。ぼくも黒田さんも歳を取ったけど、黒田さんは(風邪を引いてるとおっしゃってましたが)相変わらずお元気そうでうれしい気持ちになりました。
なおこの日は皇居乾通りの通り抜けの最終日ということもあって混雑を心配していたのですが、ほとんど影響はなかったと思います。
とはいえ通り抜け期間中だけの措置なのかわかりませんが、天守台のところをはじめ一部コースが限定されていたり、北桔橋門から出られなかったりしたので、前もってわかっていれば通り抜け期間などははずして日程を決めたいですね。
(開催準備は3〜4ヶ月前からはじまるので、そのタイミングで確定しているかわかりませんが)
6年前は参加できなくて心待ちにしていた人、関東でのイベント開催を期待していた人など、募集人数が多かったこともありますが、多くの参加者から喜びと感謝の声が届いてます。
ぼくとしても首都圏だけでなく、東北や北海道、九州や沖縄、四国などでも城たびを開催していきたいので、ぜひ地元団員のみなさんからの幹事立候補をお待ちしています。
城たびも回を重ねてきてノウハウもたまってきてますし、Zoomの事前ミーティングなど基本パターンも整理されてきましたので、幹事の負担も少しずつではありますが下がってきていると思います。
「いつも遠方で開催されるから参加できない」という方にこそ地元での開催実現に向けて手をあげていただけるとうれしいです。
来年は年明けから城たびの予定が続いてますが、そちらのほうもぜひご参加ください。
あとこれは個人的な反省ですが、和歌山城のレポートに「ぼくも年内に二条城でやる!」と威勢よく書いたものの、今年の後半は忙しくてけっきょくできませんでした。2025年こそ再開できるようにがんばります。
団員ブログにレポート記事がアップされてますのであわせてぜひ!
ツアー後の懇親会の様子です。
もし攻城団ツアーズ・城たび〈黒田涼さんとめぐる江戸城ガイドツアー〉が次回開催されたら参加したいという方はご登録ください。
別日程での開催が決まった際にメールでご案内いたします。
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