熊本城には「地図石」と呼ばれる、美しい石畳があります。
城内で唯一、石を平面に加工させて組まれており、隙間なく組み合わされた構図を見て、熊本城の縄張りを表すとも、日本の地図とも、また熊本の城下町の地図ともいわれてきましたが、1769年(明和6年)に描かれた絵図には「御待合」と記されており、数寄屋丸での茶会・能などの催し物のための待合所となっていたようです。
ここには石が99個使われていることから、城の長寿を願ったまじないだという人もいるそうです。
地図石
この箱形の石組は、古くから地図石と呼ばれてきた。ここの石組は城の他の部分とは全く異なり、切り石の組み合わせで美しく構成されている。そのため、その謎を解こうとして先人たちが色々と苦心し、日本地図・熊本城下町図・熊本城平面図を表現したものなど諸説を出したが、旧藩時代の絵図には「御待合口」との付箋が付いたものがあり、今日では数寄屋丸二階御広間への参入口の装飾であったと考えられている。Map Stones
These square stones have been called ""Mas Stones"". Actually, they resemble a map of Japan or of the Kumamoto castle town. Kato Kiyomasa was so fond of performing tea ceremony rituals that he had stones cut and arranged so that the guests would have a warm welcome as they entered the tea ceremony house.