ニュースによれば、歴史上最初の天守(諸説あり)であり、織田信長最後の居城である安土城(滋賀県近江八幡市)の復元を滋賀県が検討中とのこと。
[京都新聞]高まるブーム、安土城も再建? 復元向け滋賀県が調査 https://t.co/FNEglXXbMF
— 京都新聞 (@kyoto_np) 2019年1月1日
以前、セミナーでは滋賀県文化財保護協会の方が、
- 天守の図面が残っていないので想像復元しかできない
- 建設自体は可能だが、維持費用が膨大にかかる
ので現実的ではないと話されているのを聞いた記憶がありますが、どうなんでしょうね。
安土城の復元案はほんとうにたくさんあって、それこそ最新(?)の千田先生は懸造り説を発表されていたと思いますが、どのプランで復元するのかは江戸城どころの話ではなさそうです。
また、記事には
ただ、仮に屏風絵が見つかっても、耐震性の観点などから木造での復元は難しいとの見方が優勢だ。そのため県庁内には、城跡に近く、かつ史跡指定外の場所に、信頼性が高いとされる復元図面で再建するのが最も現実的とする意見もある。
とあります。史跡指定外の場所に再建するとなると「復興天守」の扱いになるわけですが、三重県伊勢市にあるテーマパークみたいになるんでしょうかね。
もとは三日月知事の記者会見での発言のようですが、名古屋城を例に出すまでもなく城の復元が政治家にとってPRのネタになるということがすごいですね。