伊達政宗の晩年の居城で、現在は宮城刑務所になっている若林城の活用策について考える連続シンポジウム「宮城刑務所の過去・現在・未来」が開催されました。
東北福祉大仙台駅東口キャンパスでおこなわれているこのシンポジウムは大学、郷土史、経済の関係者らで構成する一般社団法人「心のふるさと創生会議」(仙台市)の主催。初日のテーマは「過去」として、元仙台市博物館職員の菅野正道氏が講演されました。
大学、郷土史、経済の関係者らで構成する一般社団法人「心のふるさと創生会議」(仙台市)の主催。初日は「過去」がテーマで、歴史愛好家ら約200人が聴講した。
元仙台市博物館職員の菅野正道さん(53)が「若林城に見る政宗の築城意識」と題して講演。堀を巡らせた若林城が強固な軍事要塞(ようさい)と言われていることについて「実際は武家文化の伝統を生かした造りで、それほど強固ではなかったのではないか」と推論した。
23日「現在」、24日「未来」とテーマを変えて、3日連続で開催されます。