攻城団の人気機能「現在地から検索(地図検索)」が大幅にリニューアルしました。
表示するお城の絞り込みやルート探索など、多くの新機能が搭載されましたが、今回の目玉のひとつが表示する地図の選択肢に「れきちず」が追加されたことです。

もともとは外出先でスマホのGPSを使って現在地周辺のお城を探すために開発された機能ですが、日本地図上に攻城団に登録されたすべてのお城を表示できることから旅行前に遠征計画を立てる際など、多くの場面で利用されています。
そこで目的地までのルート探索など現地での利用をより便利にしつつ、自宅で利用する際も次の週末の計画はもちろん、自分の訪問状況を把握したり今後「行きたい」お城を登録するなど中長期の目標を立てるといった場面においても便利になりました。
「れきちず」で遊ぼう
地図検索では国土地理院やGoogleマップなど複数の地図から好きなものを選択することができます(Googleマップは毎月サポーター限定)。
その地図の選択肢に今回「れきちず」を追加しました。「れきちず」とは江戸時代の地図をGoogleマップのような現代的な地図で表現したサービスで、いわゆる古地図を直感的でわかりやすく理解することができます。
その「れきちず」の地図データはクリエイティブ・コモンズとして公開されているので、今回利用させていただきました。
あくまでも江戸時代の地図がもとになっているので、お城がたくさん築かれた戦国時代や慶長年間の地形や街道と多少の差異はありますが、たとえば伏見城のそばには干拓で姿を消した巨椋池があったり、東京湾の海岸線が現在と異なっていたり、当時に近いためお城の立地をよりリアルにイメージできます。

地図には旧国の境界線が描かれているので境目の城などの位置が一目瞭然ですし、高速道路や新幹線が整備された現代とは異なる当時の「交通の要衝」もとてもよくわかります。
そのほか江戸時代であることを活かして、現在整備中の江戸300藩のデータベースなどと連動して参勤交代のルートを確認したり、さまざまな楽しみ方ができそうです。
表示するお城の絞り込みは攻城団の登録が必要ですが、「れきちず」にお城を表示するだけなら誰でもログイン不要で利用できますので、ぜひ遊んでみてください。
さらなるアップデートを予定
今回の地図検索のアップデートは一歩目に過ぎません。
今後は駅やバス停、駐車場などお城までのルート探索に役立つスポット情報を追加したり、資料館や博物館など周辺スポットを表示できるようにします。
攻城団に登録するとより便利に、さらに毎月サポーター(有料会員)になるととんでもなく便利になるように改善を重ねていきますのでご期待ください。
今回のアップデートに関するより詳細な説明は以下のお知らせをご覧ください。