3月18日(土)から5月7日(日)までの間、大阪城天守閣においてテーマ展「豊臣大坂城史」が開催されます。
豊臣秀吉が築いた大坂城は、天下統一の拠点であり、また国政の重要な舞台でもありました。
日本一堅固な城郭と評価され、壮麗さにおいても織田信長の安土城を数倍も上回ると称賛されました。天守や御殿、庭、石垣などあらゆるものが、秀吉の権勢と栄華を誇示する印象的な造形物だったのです。
ところが秀吉の没後、豊臣軍は徳川軍に劇的な敗北を喫して大坂城は落城します。合戦後、徳川幕府は豊臣大坂城を大量の盛り土でおおい、大坂城を再築します。豊臣大坂城は、石垣ごと地中に埋められてしまいました。かたや日本一の石垣をもつ徳川大坂城は、将軍の住む江戸城よりもずっと美しく、いっそう堅固と評されました。幕府が豊臣大坂城を土台として、それより立派なものを築こうとした結果、そのような城郭ができあがったのです。
本展では城郭史上および日本史上、特異な意義をもつ豊臣大坂城の波乱の歴史を大阪城天守閣の収蔵資料によってたどります。
期間:
2023年3月18日(土)〜5月7日(日)
9:00~17:00(最終入館16:30)
場所:
大阪城天守閣 3・4階展示室
入館料:
600円
主催:
大阪城天守閣
公式サイト:
https://www.osakacastle.net/exhibition/specials/detail.html?id=145