2月19日から21日において、大阪城で発掘された「豊臣秀吉の時代の大坂城の石垣」が一般公開されます。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止のため、人数を制限した公開となります(最大864人)。希望者が多数の場合は抽選ということですが、貴重な機会ですのでとくに関西在住の方はご検討されてはどうですか。
(状況により公開中止となる場合もあるそうです)
なおありがたいことに同日より石垣の画像と配布資料が豊臣石垣公開プロジェクトのサイトで公開されるそうです。
開催日時:
2021年2月19日(金)~21日(日)
10:00~16:00
※小雨決行(暴風または大雨警報の場合は中止)
場所:
大坂城跡発掘現場
(大阪城公園内天守閣南東、金蔵の東側)
内容:
石垣遺構の公開および説明資料の配布
公開方法:
・要事前申込
・各日の10時台、11時台、12時台、13時台、14時台、15時台につき、1グループ8名ずつの入替え制
※1時間ごとに6グループ=計48名
申込方法:
大阪市生涯学習情報提供システム「いちょうネット」から申し込み
https://www.manabi.city.osaka.lg.jp/yoyaku/KozaEventCategorySearch.html?janru=13
※希望者多数の場合は抽選
問い合わせ:
大阪市教育委員会事務局総務部文化財保護課
06-6208-9069
公式サイト:
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000525851.html
今回公開される豊臣期石垣について
ご存じの方も多いと思いますが、現在の大阪城は江戸期の(つまる大坂の陣での豊臣家滅亡後に)徳川家によって再建された縄張りをベースにしています。
大坂の陣で破壊されたこともあり、徳川家が再建した際には盛土をした上に城が築かれたため、幸いなことに豊臣期の石垣が一部現存していることがわかっています。地下約7mから石垣が見つかったということですから、かなり厚く土を盛っていたんですね。
今回公開される石垣は時代を感じさせる野面積みとなっています。ただしかなり大きな石が使われていることも特徴です。
ぼくは2014年(平成26年)に公開されたときに見学しました。このときはいつでも自由に見れた記憶があります。
あなたも寄附しませんか
今回の調査で発掘された石垣を継続的に一般公開するための施設を建設するためのプロジェクトが「大坂城 豊臣石垣公開プロジェクト」です。
2023年春の公開を目標に、現在も寄付を募集中です。ぼくも寄付したのですが、こうした発掘調査で見つかった貴重な石垣が埋め戻されずにずっと公開されるというのは素晴らしいなと思います。
最後に、大阪市経済戦略局観光課の石川さんからコメントをいただきましたのでご紹介します。