金沢城公園で復元整備が進められていた鼠多門(ねずみたもん)・鼠多門橋が完成し、7月18日の13時から一般公開されました。
高さ約9m、幅約22m、奥行き約7mの鼠多門は国内の城郭建築として唯一、黒漆喰の海鼠壁(なまこかべ)が再現されています。
鼠多門は木造2階建ての櫓門で、城の西側、二の丸御殿と金谷出丸(かなやでまる)を行き来する際の出入口として機能していましたが、1884年(明治17年)に焼失。石川県では2014年(平成26年)から埋蔵文化財調査を行い、2018年(平成30年)6月に復元工事に着工しました。櫓門の入館は無料です。
また城内最大規模の木橋だった鼠多門橋は長さ32.6m、幅4.3mとなっており、門と橋を合わせた総事業費は約20億円とのこと。