南丹市が園部藩立藩400年を記念し、ラストキャッスル(最後の城)として園部城をアピールしています。
ラストキャッスル(最後の城)とファースト天神(最古の天満宮)があるまち――。南丹市が園部藩の立藩400年を記念し、こんなキャッチフレーズで、市民や観光客向けのPRを本格化させる。庁内に各課の横断組織を設けており、新年度には企画展など関連行事を展開する方針だ。
園部城は日本でも珍しい明治維新後に完成した城です。
幕末になって京の治安が悪化したことに備えるため(いざというときの天皇の避難先として)、1867年(慶応3年)に将軍・徳川慶喜から許可を得たものの、着工前に大政奉還がなされ、許可は反故になっています。
そこで小出氏は新政府に嘆願書を出して再び許可を得て、1868年(慶応4年)に築城を開始し、維新後の1869年(明治2年)に完成しました。
しかしその後、1871年(明治4年)に廃城となり、翌年に競売になっています。
一方のファースト天神とは、小出氏も崇敬した園部町の生身天満宮のこと。起源は菅原道真が存命中の901年に遡るとされ、「日本最古の天満宮」として知られる。現在、老朽化が進んだ本殿や拝殿などの修復に向けた取り組みが進められている。
生身(いきみ)天満宮は知らなかったです。園部は菅原氏代々の知行所だったんですね。
せっかくなので両方まとめて訪問するといいと思います。