松本市議である青木たかし議員のブログに松本城についての記事がアップされています。
一部引用します。
今、松本城では石垣修理や天守耐震化、お堀のしゅんせつなど費用のかかる懸案事項が山積しています。
その一方で、松本城の収入源である有料入場者数は、平成28年度81万人であったものが平成29年度に75万人へと減少したということがわかりました。
この原因として次の3点が指摘されています。
・外国人観光客はふえているものの、国内の観光客が減っている
・大河ドラマ「真田丸」効果の落ち着き
・全国的にお城ブームが下火になってきている
本年度の松本城特別会計当初予算でも、観光客数減による減収を踏まえた予算編成となりました。松本市民の誇りであり、心のよりどころである松本城。多くの課題が山積する中、松本城特別会計の財政見通しはどうなるのでしょうか。
大阪城や二条城、姫路城にもいえることですが、最近は外国人観光客がほんとうに多いのでインバウンドの影響が良くも悪くも大きくなっていますね。
「真田丸」の効果で松本城にどこまで追い風が吹いていたのかはわかりませんが、「お城ブームが下火になってきている」のはそうなのかなあと疑問に感じました。
攻城団では毎年全国各地のお城の入城者数を調査していますが、下火というかブームではなく「ふつうの趣味」として定着してきたので大きな増加は見込めないといったところでしょうか。
地元の議員がこうして城址整備について質問をしたり、意見を述べていくのはいいことですよね。
インバウンドにせよ、大河ドラマにせよ、お城ブームにせよ、一時的な効果にしかならないので地に足の着いた整備計画や財源確保を検討してもらいたいです。