9月26日より、皇室ゆかりの寺院で、光格天皇の時代には仮御所としても使われた本山修験宗の総本山「聖護院門跡」が特別公開されます。
宸殿(しんでん)には狩野探幽の養子である狩野益信と、狩野山雪の子である狩野永納による金碧障壁画100余面が納められています。江戸狩野と京狩野の絵師が共演した珍しい例でもあります。
ちなみに宸殿というのは歴代天皇・皇室関係者の位牌を祀る門跡寺院特有の建物で、主要な法要がおこなわれる寺内でもっとも格式が高い場所です。
また廃仏毀釈の際には廃寺となった末寺から本尊を預かったため、現在も多くの不動明王像が安置されています。
期間:
2020年9月26日(土)~12月6日(日)
10:00~16:00受付終了
拝観休止日:
10月1日~4日、11月29日
※法務により拝観休止日が増える可能性あり
公開内容:
大玄関
宸殿
狩野永納・狩野益信筆 宸殿障壁画
本堂
本尊 不動明王像(重要文化財)
※書院は修復工事中のため拝観不可
拝観料:
大人800円、中高校生・大学生600円、小学生以下無料(保護者同伴)
※団体割引あり