こ特集では江戸時代に大坂や岸和田とならぶ城下町のひとつだった高槻の歴史散歩を提案し、城跡公園だけでなく、堀跡を感じられる坂道やクランク状の道路を古地図を見ながら散策する楽しさを提案しています。
古地図や古文書を読み解きながら散策するまちあるきが、新たなまちの魅力を発見できると、テレビ番組や書籍、雑誌などで人気です。高槻は、そんな歴史散歩にぴったりのまち。かつては高槻城が存在し、その周囲には城下町が広がっていました。実はそのエリアは、駅から徒歩圏内。現在では城を目にすることはできませんが、少しブラブラすれば、城や城下町の痕跡がいたるところに見つかります。必要なのは、昔の地図とちょっとした“コツ”だけ。現代のまちに隠された城下町の秘密を解き明かしながら、魅惑の高槻時間旅行へと読者を誘います。
昔の姿を想像すれば 高槻はもっとおもしろい
江戸時代の高槻城と城下町の様子を描いた「高槻城絵図」(5ページに部分掲載)を見ながら、阪急高槻市駅から徒歩圏内の「城跡公園」周辺を散策。不思議なかたちに曲がった道や、長く伸びる土手のような段差など、城下町・高槻ならではの目印をたどります。歴史散歩を楽しむための、今日から実践できる「まちあるきのコツ」も。
城下町の秘密に さらに迫る
高槻では、何気なく通り過ぎてしまいそうな道にも、歴史の痕跡が刻み込まれていることがしばしば。「高槻城絵図」と照らし合わせながら、道幅の変化やわずかな高低差など、やや気が付きにくい歴史の名残も訪ねます。さらに、城下町散策の楽しみをさらに広げてもらえるよう、手元のスマートフォン画面に江戸時代のまちなみがCGで再現されるアプリ「AR高槻城」も紹介。
高槻城と城下町の豆知識/町家散歩の楽しみ
高槻城の石垣が再活用されたJR京都線の橋脚や、高槻の発展を促した城主たち(高山右近、永井直清)の活躍など、歴史散歩がさらに興味深くなる見どころとエピソードを紹介します。また、風情ある町家が残っていることも高槻の魅力。城下町エリアと市内富田エリアの町家を見比べながら歩く粋な散歩を、町家建築の注目ポイントとともに提案します。
『たかつきDAYS』は高槻市内全戸配布されるほか、高槻市内のJRおよび阪急の駅、大阪モノレール千里中央駅などで入手できます。
またPDF版が以下から入手できます。
しろあと歴史館 連続講座 「古地図で探る高槻城下町」
しろあと歴史館西隣にある高槻市教育会館において、特集記事と関連した連続講座「古地図で探る高槻城下町」が開催されます。
第1回「高槻城下町の絵図からわかること」
日時:
2019年6月23日(日)
14:00〜15:30
場所:
高槻市教育会館 3階第2研修室(しろあと歴史館西隣)
定員:
150人 ※要事前申込、応募多数の場合は抽選
講師:
中西裕樹(市教育委員会主幹)
参加費:
無料
第2回「古地図歩きのすすめ」
日時:
2019年6月30日(日)
14:00〜15:30
場所:
高槻市教育会館 3階第2研修室(しろあと歴史館西隣)
定員:
150人 ※要事前申込、応募多数の場合は抽選
講師:
西本幸嗣(当館館長)
参加費:
無料
申込み方法
いずれも往復はがきまたはFAXでの事前申込が必要です。
詳しくは公式サイトをご確認ください。