尼子氏の居城で難攻不落と知られる「月山富田城」を精巧に再現したジオラマ模型が安来市立歴史資料館のガイダンス室に展示されています。
完成したジオラマ模型は、明治に刊行された「雲陽軍実記」に掲載された絵図(複写)をもとに、専門家の意見を受けながら再現した。絵図が最初に描かれた時期は不明だが、(堀尾氏が城主だった)江戸時代に入ってから作成されたものとみられる。
城郭を中心に1・4キロの範囲を再現した模型は、平面が600分の1、高さが450分の1のスケールで、約3メートル四方の大きさ。山頂部の城郭の構造物などが精巧に作られており、難攻不落の要塞だった当時の土木技術のすばらしさを伝えている。事業費は約1965万円。
同市文化財課は「難攻不落といわれた城の構造が実感できる模型となった。城跡を訪れる前に見学してもらえば、山城の魅力をより感じてもらえるだろう」と話している。
このジオラマ模型は樹脂製で、2.38m四方の大きさで、600分の1スケールで再現されています。
「関ヶ原の戦い」後に入城した堀尾氏時代の城を描いたとみられる絵図を基に、現存する遺構や最新の発掘調査結果、当時の建築技術なども踏まえ、城郭に詳しい三浦正幸氏(広島大名誉教授)が復元設計を手掛けたとのこと。
俯瞰で見れるのでジオラマはいいですよね。
とくに山城の場合は現状がわかりづらいこともあるので、ジオラマがあるとありがたいですね。