松前町の石山英雄町長が国史跡・松前城の天守を木造で復元する方針を発表しました。整備期間は最短で16年、事業費は約30億円と見込んでいます。
現在の天守は戦後の1961年(昭和36年)に再建された鉄筋コンクリート製で、地上3階、地下1階の資料館として公開されています。
60年近く経過して、老朽化のため耐震性が危ぶまれており、「改修するなら木造で」という話みたいです。
松前城は松前藩が1854年(安政元年)に築いた城で、国内最後の日本式城郭といわれています。1941年(昭和16年)には天守が国宝に指定されていましたが、1949年(昭和24年)に焼失して、その後再建されました。
記事によれば、
国指定史跡の復元には文化庁の審議会の審査・承認が必要で、町は2018年度中にも基本構想の策定を始める。天守は建設当時と同じヒバ材を使って内部も忠実に再現する計画。一般会計が約50億円の町にとっては大きな負担で、史跡整備に関する国の補助制度を活用したい考えだ。
となかなか費用の捻出が大変そうですが、一口城主制度などもぜひやってほしいですね。