11月にリニューアルオープンした勝竜寺城公園の管理棟2F展示室内において、ミニ企画展「勝龍寺城の茶道具―文化交流の場―」が開催されます。
昭和63年(1988)勝竜寺城公園の整備にかかる発掘調査によって、さまざまな遺構・遺物が出土し、勝龍寺城はその後の城郭の標準となる諸要素を備えた、当時最先端の城郭であったことがわかっています。その際、茶道具も確認されており、勝龍寺城では茶の湯が催されていたことがうかがえます。
永禄11年(1568)織田信長に奉じられ、足利義昭が上洛して以降、勝龍寺城には細川藤孝が入りました。藤孝は当代随一の文化人で、茶の湯にも通じたことが知られます。加えて、藤孝の嫡男、細川忠興は後年、千利休の高弟「利休七哲」の一人として名を馳せます。もちろん、これらの茶道具が、彼らによって使用されたか否かは不明です。しかし、勝龍寺城が戦闘における防御施設であったと同時に、文化的な活動の場であったことを物語っています。本展ではこれら茶の湯に関わる出土品を紹介します。
期間:
2020年1月11日(土)~4月5日(日)※予定
9:00〜17:00
※4月以降は18:00まで
場所:
勝竜寺城公園 管理棟2F展示室内
入場料:
無料
問い合わせ:
長岡京市教育委員会生涯学習課
075-954-3557
公式サイト:
https://sense-nagaokakyo.amebaownd.com/posts/7172800?categoryIds=866271