明石の観光名所でもあり、また地元の台所としても知られる「魚の棚(うおんたな)商店街」は明石城の築城と同時に誕生した商店街でもあります。
つまり今年で明石城と同じく400周年を迎えるわけですが、商店街が発行するミニコミ誌「うおんたな」でもその400年の歴史を振り返る特集が組まれています。
築城400年を迎えた明石城と歴史を同じくする魚の棚商店街(兵庫県明石市本町2)。24日に発行されるミニコミ誌「うおんたな」28号では、生誕400周年の歴史に迫る。アーケードの設置や戦災からの復興、振興組合の設置……。剣豪・宮本武蔵が手掛けた町割り(町屋の設計)で誕生したとされる魚の棚のこれまでを、イラスト入りの図説や老舗の店主によるインタビューなどで多彩に振り返る。
明石市出身のエッセイ漫画家でイラストレーターの都あきこさんが取材から編集まで担当された「うおんたな」は、B4判で全4ページ。約54000部印刷して、24日付の「神戸新聞」朝刊に折り込むほか、同商店街内の「魚の駅」や「あかし市民広場(先日ぼくらがイベントで登壇した場所です)」で配布されますが、同じものがサイトでも閲覧できるようになっています。
ぼくは記事中にあった、編集委員長の松谷佳邦さんのこの言葉がとてもいいと思いました。
「うおんたなは地元密着の商店街でありたい。地元の人にこそ読んでほしい」
インバウンド対応とか外から来る人に向けて便宜を図ることも大事ですが、まず優先すべきは地元の人に愛されるよう、誇りに思ってもらえるような取り組みだと思います。
それが活気につながり、ホスピタリティにつながっていくと思うので、このスタンスで今後も活動していっていただきたいですね。