金沢城
金沢城

[石川県][加賀] 石川県金沢市丸の内


  • 平均評価:★★★★☆ 3.83(22位)
  • 見学時間:1時間34分(15位)
  • 攻城人数:3777(17位)

なまこ壁(海鼠壁)

なまこ壁(海鼠壁)というのは壁塗りの様式のひとつで、壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰をかまぼこ型に盛り付けて塗る工法のことです。
その目地がナマコに似ていることから「なまこ壁(なまこかべ)」と呼ばれています。

なまこ壁は金沢城のあちこちで見ることができます。
たとえばこれは三十間長屋の壁です。

石川門の壁もなまこ壁になっています。

また、これは復元ですが、橋爪門にもなまこ壁があります。

もともとは江戸時代の初期に武家屋敷で使われはじめたそうですが、防火・防水などを目的としてつくられた壁ですので、お城にかぎらず民家の土蔵など、町中でも見ることができます。

お城での現存例では金沢城のほかに新発田城二の丸隅櫓が有名ですね。

ちなみに金沢城のように目地が縦横に通っているものよりも、斜め格子状になっているもののほうが町中ではよく見かけると思いますが、どちらもなまこ壁です。
斜めになっているほうが水切りがいいそうです。

   

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太田資正と戦国武州大乱~実像と戦国史跡~

太田資正(三楽斎)の名前は知っていたものの、その知識のほとんどは佐竹氏の客将時代のもので、岩付城主時代の活躍や、息子に城を追われた話などはぜんぜん知らなかった。合戦でも活躍した名将だけど、反北条同盟を画策したり、武田氏や上杉氏から佐竹氏への取次を頼まれるなど軍略家として見たときの資正は相当な傑物であると思う。

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太田氏の歴史から、現在訪問できるゆかりの地の紹介まで、非常に充実した一冊です。

こうの)

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