金沢城の本丸南面にある石垣は、城内でも随一の高さを誇る高石垣でした。
本丸南面の高石垣(辰巳櫓下〜申酉櫓下)
自然面を残す粗割石を積み上げた割石積み石垣です。明治時代に上部が取り壊されて現状の姿になりましたが、もとの高さは約十二間(約22m)以上ある城内随一の高石垣でした。
創建:慶長年間後期(1610年代)
改修:寛文(1661〜1673)頃、元文元年(1736)、安永6年(1777)、安永9年(1780)、文化13年(1816)
現状:上部は明治時代に撤去・改変、下部は概ね藩政期の姿を留める