歴史的には無名でも、築城者が生き残るために必死で作り上げたことが感じられるような城が大好物。有名な城でも見落とされがちなところを写真で紹介したいので、見られる遺構はできれば全部歩いて回って写真を撮ろうとします。見学にも時間がかかり、1日に4城以上攻めることはまずありません。
投稿する写真は、そのお城をプロモートするようなつもりで、実際に行って見てみたいと思えるようなシーンを狙ったものが基本です。でも現場ではつい興奮してカメラの設定をミスることもあったりします…。
これはたくさんありすぎるのです…山城を好きになって初期のころ、まだどこをじっくり観察すればいいのかわかっていなかったため、再訪して改めて観たいわけです。ということは、初期に訪れた山城は軒並み再訪希望です。実際のところ、例えば埼玉県の杉山城などを再訪してみたら、初回に見逃していたポイントで数多くの写真を撮ることができました。
また、夏に訪問したために草木に隠れて遺構がよく見られなかった場合も再訪候補ですね。
群馬県の箕輪城や鷹留城などは、初期の夏に行った城なので、上記の両方に該当します。遺構面でも大注目の城ですから絶対に再訪します(キッパリ)。
静岡県は旧国名で伊豆、駿河、遠江の3国が合体しているので、それぞれから選びたいと思います。
伊豆…韮山城か山中城でしょう。初心者でも楽しめる城として山中城を選びます。
駿河…山城好きとしては丸子城を推したいところですが、駿河の中心はやはり駿府。今川氏の館跡に建てられ、徳川家康が晩年を過ごした駿府城が妥当でしょう。
遠江…掛川城、浜松城、高天神城、諏訪原城というところが候補になりますが、ここは難しい。建物が見られる掛川城や浜松城が初心者向けと思いきや、城域の一部しか残っておらず、往時の城の様子を想像するにはかなりの知識が必要で、実は初心者向けではないと思うのです。他方、「高天神を制する者は遠江を制す」といわれた高天神城は縄張がほぼ完存し、初心者にこそ見てもらいたい。残る諏訪原城は他の城と見比べて武田式の築城術が理解できるようになってからでもいいと思います。よって遠江代表は高天神城とします。
紅葉を観るために攻城したことはほとんどなくて、行ってみたらたまたまきれいだったという城ばかりです。
お題について「自分が行ったことのある中で」という言葉を補って考えることにしました。過去に撮った紅葉の写真でお気に入りを一枚ご紹介することにします。
大分の城巡りをしたのは12月でした。さすがに時期的には少し遅く、散りかけていましたが、おかげで岡城の地面が赤いじゅうたんのようでした。
紅葉は透過光で見ると輝いて見えます。写真も逆光で撮るほうがいい結果になることが多いです。
「忘れ物をしないこと」と「無理をしないこと」です。
必要な持ち物は、場所や状況で変わります。道に迷っても、スマホがあれば電波が入らなくてもGPSで何とか帰れます。短時間なら食べ物は要らないし、地形図まで必要な城はそんなにない。でも縄張図がなければ自分が城の中のどこにいるかわからないで終わることもある。それでは楽しみが半減してしまいます。
夏に必要なのは汗をかいたときの着替えと虫よけスプレー、冬には防寒着と、季節によっても違います。そんなわけで、必要そうなものは一通りバックパックに詰めて出かけることにしています。
準備は万端でも、危険な場所に踏み込んでひどいケガをすれば、楽しいはずの城攻めが最悪の思い出になりかねません。体調や天候もかんがみ、無理は禁物。
ついに群馬県の順番が来ましたか!
攻城した中で、全国レベルで自信を持ってお勧めできるのは箕輪城、金山城、岩櫃城です。順番はありません。いずれ劣らぬ名城です。
・箕輪城 武田信玄に抵抗した名将・長野業正の居城。巨大な堀や馬出が圧倒的。復元された櫓門もいかにも中世風で好ましい。
・金山城 石垣で固められた円形の池や大手口といった際立って個性的な遺構のほか、岩盤をくりぬいた堀切が見どころ。
・岩櫃城 真田昌幸が丹精を込めた縄張は竪堀と横堀を駆使した見事な出来栄え。背後の岩櫃山も合わせると他に類を見ない大迫力。
それぞれに魅力が異なるのも、組み合わせとしていい感じになってます。
カメラです。とりあえず家にあったカメラを持って城に行ったのですが、初めて撮影技術の至らなさに気づき、その後カメラ自体の性能に不満が出てきました。これならスマホで撮ったほうがマシじゃないか、こんなはずではないということになって…。
まずは交換レンズを買い、さらにカメラ本体を買い、レンズを買い増し、本体を買い替え…今に至ります。RAW現像アプリの使いこなしも徐々に慣れてきて、ようやくスマホに負けない写真が撮れるようになってきたところです。
実際のところ、被写体の99.9%は城なので、それ以外の被写体の場合はまだまだ下手くそなんですけど。
水戸城と土浦城は当確として、残りひとつをどうするか。
断然、小幡城を推します。
攻城団での団員評価の圧倒的高さは、何の不思議もありません。訪問者数が少ないから偏っているわけでもない。
イカロス出版のムック本『廃城をゆく5 戦国の城を極める!』でも
「卓越した縄張と良好な遺構状態から、関東でも特に人気のある中世城跡」
「一歩足を踏み入れると、城好きならば冒険心をかき立てられ、興奮を抑えることができなくなるはずだ」と書かれています。私自身、中世の城を好きになるのに決定的だったのが小幡城の訪問でした。
中世の城の攻城とは、歴史に思いをはせることや土塁の高さ・堀の深さに感心するのみならず、迷路探検の要素と、縄張図と照らし合わせて自分の位置を推定するオリエンテーリング的な要素、そしてもちろん森林浴の要素も併せ持つ、知的で複合的なエンターテインメントなのです。その代表が小幡城。イチオシです。
たくさんありすぎるのですが、いろいろ考えて3つに絞りました。
せっかくだから紅葉か桜の季節に行きたいと以前から狙っているのが高取城です。関東からは遠いし、城域を回るのに確実に丸1日かかるので、どうせ行くなら失敗したくないと思って慎重になり、なかなか実行に移せません。
もう1か所、玄蕃尾城も似た感じですが、こちらは周辺のお城も一緒に回りたくて、小谷城も回りたい、それならついでに関ヶ原も、彦根城や安土城の再訪も、そこまで行ったら甲賀にも足を延ばして…と希望が広がりすぎて収拾がつかなくなるのです。近江は誘惑が多すぎるので、若狭の後瀬山城とか小浜城とかとの組み合わせを考えてみたりして、だったら一乗谷の再訪も狙いたくなるなど、旅行の計画は混迷の度合いを深めるばかりです(苦笑)。
3か所目は七尾城にしておきます。能登ってやっぱり微妙に遠くて行きにくいので(コースケさんや能登のかた、ごめんなさい)。
普通に考えると、甲府城、躑躅ヶ崎館、新府城となるでしょうね、知名度的にも。
ただ、初心者向けとして考えると、新府城だけがグッと難易度が上がります。アクセスはそんなに大変ではないんですが、土の城の魅力をある程度知ってからのほうが確実に楽しめます。
そういう意味では、新府城よりもむしろ御坂城のほうが初心者でも楽しめるでしょう。シンプルに土木工事の量が圧倒的だし、山城遺構がほぼ手つかずで残っていてわかりやすいし、登山の後のご褒美感もあるので(笑)。比高が大きくて登山は楽ではないけれど、ロープを伝って行くようなところもなく、ハイキングの延長でいけます。
ということで、甲府城、躑躅ヶ崎館、御坂城といたします。
移築現存の門も含めると数えきれないほど残っていると思います。せっかくなので、比較的話題になりにくい移築城門から一つ選ぶことにしました。
お寺に移築されて山門になっている城門は、その多くが平和な寺院建築に改築されていて、城門としての面影があまり残っていないところが多いと感じます。
その中でも城門らしい城門といえば、掛川城の大手二之門(玄関下御門)が移築された、袋井市の油山寺の山門でしょう。漆喰塗り込めも眩く、威風堂々の櫓門です。掛川城の城メモ「油山寺」を見てみてください。国の重要文化財にもなっているそうです。
https://kojodan.jp/castle/28/memo/1091.html
青森県も香川県と同じく、「制覇モード」にしないと3城しか出てこないんですね。
弘前城、根城、浪岡城です。百名城、続百名城を基準にすると仕方がないですが。
他に対抗馬となるのは堀越城くらいでしょうか。浪岡城と堀越城は未攻城なので比較のしようがなく、国の史跡でもある浪岡城を入れておくのが妥当かなと。
ということで繰り返しになりますが弘前城、根城、浪岡城。
…面白くないですかね。すみません。
戦国武将って、押しなべて「人でなし」なんですよね。もちろん時代が違いすぎるので現代の倫理観で評価してはいけないんですが、それでも残虐な仕打ちをして生き抜いた人たちであることは間違いないわけです。
だから戦国武将としての活躍を評価してお札の肖像画にするのは、どうしても引っ掛かります。
ですから武将としての側面以外で評価できる人物を選びたいということで、小堀遠州はどうでしょうか。武将としてよりも文化人としての評価のほうが高いですから。
香川県のお城を検索したら、20城しか登録されてませんでした。しかも制覇モードをONにした時の話で、デフォルトで表示されるのは3城だけ!
…ということで、その3城で決まりですね。3つとも百名城、または続百名城ですし。
引田城だけは行ったことがないんですが、次に香川県入りしたらぜひ行きたいと思ってます。
丸亀城
高松城
引田城
今回のステイホーム期間前に撮りためていた写真が数多く、それらを整理しては攻城団に投稿しています。お城ごとに写真を選び、説明文を考えて投稿すると、それなりに手間がかかります。
それから、また出かけられるようになったときにどこを攻城するか、計画を立てています。といっても、お城の滞在時間がどんどん伸びる傾向にあるため(最近は団員の平均滞在時間の2倍くらい)、あまり綿密な計画を立てるのはやめています。
ぜひここへ行きたい!というお城を選び、その周辺地域で回りたいお城をリストアップするだけです。その際に「日本最大の城郭DB構築プロジェクト」のリストを見て、入力未完了のお城を攻城し、あとでデータを登録できるようにと準備しています。
写真は昨年行った栃木県の白旗城の説明板です。現地で確認した結果をデータベースに反映させました。登録されたら写真も投稿できるというわけです。
ステイホームになったら読みたかった本をたくさん読んでいるはずだったのに、なかなか思うようにはいきません。
大分県の100名城、続100名城のお城は杵築城以外すべて行きましたが、そういった知名度よりも、行ってみて本当に面白かった、感動した、多くの人に行ってもらいたいと思うお城を挙げることにします。
・岡城:九州一の高石垣を誇る名城。「攻城の月」の着想のもととなった。建物がなくても、石垣だけでこれだけ感動できるということを証明している城。
・佐伯城:山麓に三の丸の櫓門が残っているが、所狭しと石垣が並ぶ山上の曲輪群や四段石垣が注目。関ヶ原戦後に西軍武将が新たに築いた、戦う気満々の山城。
・長岩城:細尾根上の石積櫓や弓形砲座は初心者にはハードルが高いが、行きやすい所にも、円弧状の砲座など全国レベルで唯一無二の遺構が多数。足がすくむような場所は「いつか行ってみたい」と思うだけでも、将来の楽しみがあっていいじゃないですか。
「女子旅は女子に聞いてくれ! 50台のオッサンにはわからん!!」というわけで、今回は回答できないと思っていましたが、ふと思いつきました。
(女子校で友達に城好きが少ないため)ということは、想定されている女子は歴女ではないわけでしょう。
つまり、たぶん「天守」は効き目がなさそうということです。「日本有数の立派な石垣」もダメでしょう。
こういう方には「体験」が大事だと思われます。単に古くて高い建物に登って町を見下ろしたくらいでは響かない人にも、心に残るような体験。
…もってこいのツアー、あります。能島城の潮流体験です。潮の流れが速くて複雑な中を、全島要塞化された城跡に船で渡るのです。これをおいて他に「お城を体験した」といえるようなツアーがあるでしょうか。私には思いつきません。
岐阜県といえば、まず岩村城と苗木城はまったく悩まずに当確ですが、あと一つが悩ましいですね。
初心者でも「楽しめる」というのが条件なので、いくら歴史的に有名でも遺構がしょぼいためにガッカリさせてしまうようなお城は選びたくありません(岐阜県にはそういうお城はあまりないのですが)。
飛騨は未踏なので美濃から選ぶとして、ダイナミックな堀がワクワク感を掻き立てる明知城…としてしまうと東美濃に偏りすぎるので、岐阜城にしておきます。私が行った20年前と比べたら発掘調査も進んでいることですし。
・岩村城
・苗木城
・岐阜城
物理的には標高も比高も高い御坂城だったはずですが、実はそんなにつらかったという記憶はありません。いつ、どういう気候や体調で登ったかによるんですよね、結局。
真夏に行った山城は、ほとんどどこもキツかったです。
山城に目覚めるきっかけとなった備中松山城も、8月初旬で本当につらく、大松山城が果てしなく遠く感じられました。途中で何度も来たことを後悔しましたが、それも大池を見た感動で吹き飛んでしまいました。
もう一か所、やはり同時期の安芸高山城は大量のコバエに付きまとわれてつらかったですね。カメラを構えると必ずレンズの前を横切り、お城に熱中しようとしても何度となく水を差されました。荒い息をすると鼻の穴に飛び込んでくるし。蚊に刺されても割と平気なのですが、これには参りました。
厳密にはお城のパンフレットとはいえないかもしれません。
埼玉県嵐山町にある嵐山史跡の博物館(菅谷館の敷地内)で開催された企画展「越山 上杉謙信侵攻と関東の城」の展示図録です。A4版で50ページ近くもあり、非常に充実した内容です。フルカラーで製本もしっかりしており、普通に考えると1,000円以下ではあり得ないレベルのものが、たった400円でした。
団員が集まる機会があれば持参して自慢したいくらいですが、パラパラめくった程度では「ふーん、すごいね」で終わってしまいそうです。これは中身をしっかり読んでナンボというものなので。
「初心者でも楽しめそうなお城」という基本コンセプトに沿って選ぶと、例えば足利氏館はお城というよりは館ですから、「お城に来た」感が不足するのではないかと思って挙げにくいわけです。宇都宮城も、理由は異なりますが感動はやや薄いですよね。初心者にはお城に感動してもっと好きになってもらいたいのです。
知名度より攻城したときの体験重視で、自分が攻城経験のあるところから選んでみました。たぶんバッジには採用されたとしても唐沢山城くらいと思いますが、勝ち馬に乗るのが目的ではないのでこのまま投稿します。
・唐沢山城 上杉謙信に攻められても落城しなかった名城とされています(実際には10回ほど攻められて何度も降伏しており、落ちなかったのは2,3回らしい)。堀切などの山城らしい遺構と、関東には数少ない高石垣の組み合わせが貴重です。
・飛山城 石垣はありませんが大規模な土塁や堀が残るほか、横矢掛かりや枡形の遺構が整備されていて見学しやすく、お城の構造の勉強になります。土塁登り体験など、お城を楽しむための工夫がされているところも初心者向きです。
・西方城 同じく土のお城ですが、山城らしい遺構が良く残り、整備もしっかりされているので藪の中を進む必要はほとんどありません。竪堀を実際に登って体感できるのもポイントの高いところです。山城入門に適したお城です。
岩村城の三重櫓台と追手門礎石を撮影したものです。
岩村城といえば六段石垣などが主な撮影スポットですが、この苔むした礎石もいい感じです。逆光なのがかえって廃城っぽさを強調しているようです。
逆光で撮影する場合は、このようにレンズに太陽光が直接入らないようにするのが基本ですが、シルエットを際立たせたい場合などはあえて太陽をフレームに入れることもあります。でも肝心のお城が真っ暗になりやすいので、私はあまりやりません。
「城主の攻城メモ」には何度も助けられています。どこからどういう道順で攻城すると分かれ道があって何が目印だよとか、そういった情報は集めにくいのです。個人のブログをいくつも探し回ってやっと見つかるかどうかというものばかりですから。一覧できるのは本当に便利。おかげで実際に攻城したとき道に迷わずに済んだことがいったい何度あったことか。
見学時間も、攻城プランを立てるときに必ず参考にしています。自分の場合は平均攻城時間のおよそ1.5倍の時間をかけるとほぼ満足できると把握できたので。
そして地図。特に山城の場合は住所だけだと範囲を絞り切れず、地域に複数ある山のどれなのか特定できないことが多いんですよね。Googleマップに情報がある場合もありますが、間違っていることも意外と少なくない。攻城団の情報のほうが断然確度が高いです。
実際に城を訪れる人にとって痒い所に手が届くサービスになっていると思います。
本城にしている滝山城に3回目に行った際、予定していたエリアをひと通り回って、そろそろおしまいにしようかと思っていたら、ボランティアガイドの方が二人連れを案内されているところに遭遇したのです。耳に入ってきた説明のお話があまりに面白いので、途中から合流をお願いしたところ快諾してくれました。
説明に感心したり質問したりしていたら、ガイドさんも気をよくしたようで、竪堀を登ってその上の畝堀らしき遺構を案内してくれるなど、普段のコースを外れて大サービス。飛び入り参加なのに時が経つのを忘れるほど楽しませていただきました。何よりもお城を愛する人の気持ちが直に伝わって、共鳴することができたのが良かった。
武蔵松山城に最初に行ったのは2017年11月でしたが、草ぼうぼうの上に、東日本大震災で城址碑が倒れたまま放置されていました。残念な気持ちで帰ろうとしたところ、途中で通りかかったミカン畑にいた地元の方が声をかけてくれました。
お城を見に来たと言ったら、今は整備されていないけれど自治体で予算がついたから、次年度から整備されると思う、また来てくださいと言ってミカンを一つくださったのです。ことのほか美味しいミカンに感じました。
今年の2月に、久しぶりに訪れた武蔵松山城は、城址碑こそ倒れたままでしたが、草刈りもなされてずいぶん見学しやすくなっていました。
それが管理してないんですよ。
唯一、順番に上に積み上げている。いつ頃行ったか思い出せれば「この辺かな?」と山の中から探し出せます(笑)。
いずれたまったらファイリングしますが、まだそれほどの分量がないんですね。
資料的に価値がありそうなものしか残しておかないからかな?
ちょっと戦国時代よりは前なのですが、気になる女性は日野富子です。
自分の子供を将軍職につけようとたくらんだり、私腹を肥やすことに熱心だったりといった悪女として有名ですが、近年の研究では定説が覆されています。むしろ幕府の安泰を願い、政治資金としての蓄財だったとか。
誤解されて不当に扱われている人は放っておけないたちなので、日野富子へは同情がやまないのです。
沖縄の城巡りは一度だけ、しかも子供のころの記憶なのです。ギリギリまで回答すべきか悩みましたが、参加することに意義があるだろうと。
行ったことのある3か所、首里城・今帰仁城・中城城を挙げます。おそらくネームバリューではベスト3でしょう。
日本全国の行きたいお城をチェックしていったら、キリがなくなってしまいました。そもそも、どこから先に回ればいいのか? 百名城とか続百名城には興味がないので、優先順位もつけられません。
そこで一計。例えば高取城とか岡城のように「ここだけは外せない」というお城はいくつかあるので、そういう“拠点城郭”をまず選び、そこを中心に回ることにしました。
12月に東美濃に行ったときも、まず苗木城ありきで、再訪の岩村城とともに、中津川市と恵那市で行きたいお城を選んで回りました。
このほうがトータルでの満足度が高いんですよね。今年もこのやり方で攻めていこうと思います。こうすると攻城プランが数十もできるので、それぞれの旅行計画を練るだけでも十分に楽しめます。というか平日はこれを楽しんで夜更かしばかりしています。
あとは、年間100攻城…は、私の攻城スタイルだと厳しいかなあ。
佐賀県のお城は一つも行ったことがないので、「行ってみたいお城ベスト3」になってしまうのですが。
佐賀城と名護屋城は知名度からも遺構の重要性からも、やはり入れます。問題はあと1枠に、吉野ヶ里を入れるかどうか。私も見には行きたいのですが、古代の遺跡としてであって、お城としてではないのです。あくまでも私の場合ですが、期待するものがお城とは違う。
お城としては、獅子ヶ城かなあ。絶対にバッジには選ばれないと思いますが(吉野ヶ里でなければ唐津城でしょう)、石垣と土の遺構がバランスよく、しかもあまり登山をしないで楽しめるというのは「初心者でも楽しめそうなお城」という趣旨にバッチリ合っていると思うのです。バッジに選ばれるだろうお城を推理して挙げるのが趣旨ではないですもんね。なので「佐賀城、名護屋城、獅子ヶ城」で。
わかっていないことが多すぎて、どんな人だったかイメージがわきません。なので、回答できないでいるうちに期限を過ぎてしまいました。
が、あきらさんの回答を読んで大きく頷いたので、私も倣うことにします。
一言で言って、謎が多い人です。
現存建築を中心に考えると松山城、大洲城、宇和島城の3ヶ所で決まりですが、海城の今治城も捨てがたい。
マニアックなところでは湯築城や、いくつかある村上水軍の城もあります。しかし初心者向きを考慮して除外。
宇和島城は場所柄、行くのが大変だし、本丸には天守だけポツンと建っている感じなので、あえて模擬天守でも今治城を選びましょう。
松山城、大洲城、今治城です。
うわー、これは困ったぞ、あの城もいいし、この城も捨てがたい…(しばし悩む)。
…決めました。土の城に魅力を感じたことのない人に向けて、目覚めてもらうために最適な城として、茨城県の小幡城を選びます。いきなり登城口が空堀の底なのですが、高い土の壁に行く手を制限され、導かれるように奥へと進むほどに道は迷路のようになり、ここで土塁上から攻撃されたことを思うと…このインパクトは、近世の高石垣の城でもなかなか味わえないものです。野面積や打ち込み接ぎと比べたら、土塁のほうがずっと登りにくいですしね。
次点として、城域の規模の大きさと見られる遺構の豊富さで、わが本城である滝山城を挙げておきます。
たぶん熊本城とか大坂城、丸亀城、津山城といったところを皆さん挙げられると思いますが、私はあえて山城を。
岩村城、竹田城、備中松山城です。いずれもこんな高いところに、どうやって大量の石を運んだんだろうと不思議に思うような石垣が見られます。平地で川が近くに流れていれば、巨大な岩でも運び込むのはそう厄介ではなかったのですが。
それに、山を登るときは息も切れるし、木の根っこや石ころをよけるために足元ばかり見がちになるので、いきなり眼前に壮大な石垣が現れれば感動も倍増します。それは山城ならではの醍醐味ですよ。
高取城にも行きたいなあ。
ポリシーとして自分が行ったことのある城を選びたいのですが、それでは残念ながら佐倉城、本佐倉城しか選べません。
佐倉城は近世の遺構、本佐倉城は戦国時代の遺構ですが、どちらも高い土塁の威容を誇っていますね。
あと1つは、行ったところから強いて選べば、ちょっと意表を突く感じですが師戸城でしょう。土塁が結構しっかり残っているので。
もし行っていれば造海城、久留里城、坂田城あたりから選ぶと思います。ほかにも房総半島中央から九十九里周辺にかけてのお城にはそそられます。
台風の被害が落ち着くであろうこの冬には、ぜひ訪れたいですね。
私の場合、攻城の動機は歴史よりも遺構なので、まず「平均評価」と「城主の攻城メモ」「フォトギャラリー」を見て、どのお城を攻めるか選びます。評価は平均値だけでなく、グラフアイコンを押すと表示される分布も見ます(ばらつきが大きいときは高過ぎ/低過ぎる評価は除外)。攻城メモは、アクセス方法のほか、季節の情報(夏草が邪魔になると書かれた城は夏には行かないようにするなど)もとても参考になります。
選んだお城で「行きたい」ボタンを押すと、地図上でお城アイコンの色が変わるので、どのお城をどのように回るかという計画を立てるのに役立ちます。
「見学時間」も攻城計画立案に不可欠。写真を撮る時間を考えると、私の場合は平均見学時間の1倍~1.5倍見ておくとちょうどいい感じ。
車で行く場合はカーナビで行き先を指定しますが、住所だけでは対象地域を絞り切れない場合もあるので、お城のページの地図で確認したり、攻城メモに書かれた駐車スペースを行き先に指定しています。
そして普段は、皆さんの写真や攻城メモを見て、いいなあ…とため息をついています(笑)。
こうして書いてみると役に立つ情報ばかりですねえ。ホントにお世話になっています。
関東の山城を攻める機会が多いのですが、B級グルメの中でも群馬の焼きまんじゅうは大好きで、売り場が目に入ると毎回食べている気がします。
まんじゅうといっても普通はあんこなど入っておらず、串に刺した焼き立てふかふかのまんじゅうに甘辛いタレをつけてくれます。見た目は巨大でもお腹にたまるようなものではないので、1串4つくらいはぺろりと食べられます。
岡山県は比較的悩まずにすみますね。
岡山城、津山城、備中松山城でほぼ決まりです。
他にも行って良かった城、行ってみたい城もありますが、上記3城は不動でしょう。
豊臣の大坂城で決まりでしょう。三英傑そろい踏みです。
もちろん他にも、北之庄城とか、蒲生氏郷の会津若松城初代天守(七重ってホント?)とかも見たいですが…。
ところで「幻の三天守」って、誰も現物を見たことがないわけで、一体どんなデザインになるんでしょうね。興味津々です。
後北条氏です。一族同士で殺し合うことがなかったとか、戦のあいだ領民を収容する曲輪が城の中にあったとか、戦国時代にありながら「和」の心に通じるものを感じます。令和の時代にふさわしいテーマではないかと。
「そんなのわかんないよ!」と一瞬思いましたが、既に戦いの結果を知っていてタイムマシンで過去にさかのぼって参陣するという前提で(笑)。
東軍に参陣します。上手くいけば戦功を認められます。城持ちでない身分が城持ち大名に、城持ちでもより広い領地を得て立派な城が持てるようになれるかもしれません。
そうしたら自分の思い通りに城が作れるじゃないか!
予算の制限はあるかもしれないけど、そういう制約の範囲内で考えるのも楽しいですよね。
皆さんは「県を代表するお城」をどういう観点で選ぶのでしょうか。
もちろん歴史的に有名とか、知名度で選ぶ場合もあるでしょう。
ただ、バッジにするということは、実際にお城まで足を運んでもらいたいわけです。そこで、歴史的には有名でも遺構がほとんど残っていないお城を選ぶのは、果たしてどうなんだろうかと思うのです。せっかく期待に胸を膨らませて出掛けても、何も残っていなくてがっかりさせてしまわないだろうかと。
もちろんお城の何に興味を持つかは人それぞれですが、すべての人の興味の対象を想定することはできないので、自分なりに行ってよかったかどうか(行ったことがないお城はなるべく選びたくないが、せめて「強く行きたいと思うかどうか」)を基準にしたいと思います。
前置きが長くなりました。埼玉県のお城で、上の理由で私が推薦するのは以下の通りです。
・土の城として名作中の名作。お城好きなら誰でも一度は訪れてみて欲しい杉山城
・ほぼ御殿しか残っていない。それでも間違いなく貴重な遺構だから川越城
・近世のお城の遺構が少ない埼玉県で、戦国時代のお城ではあるが、建物や石垣が復元整備され、戦国大名の居城だった時代の様子をイマジンできる鉢形城
実は新潟県の城はまだ1つも行ってないので、印象だけで回答します。
越後といえば上杉謙信は外せない。つまり春日山城は外せない。
現存建築物と復元天守(しかも最上部の入母屋が3つある変わり種)の新発田城も外せないでしょう。
残り1つが悩ましく、順当なら高田城という気がしますが、遺構として面白そうなのは村上城のほうが上かもしれない。他にも戦国時代の山城はたくさんありますが、マニアック過ぎますね。
高田城は立地が春日山城と近すぎて一緒に攻城するのが簡単で、バッジとして面白くならないので、あえて村上城を選ぶことにします。
結論:春日山城、新発田城、村上城
杉山城でしょうか。複雑に組み合わされた空堀と土塁によって土の城の芸術品とまで呼ばれる杉山城ですが、樹木が生い茂って藪と化していたら、その魅力が半分も伝わらないかもしれません。
続日本100名城に選ばれたとはいえ、基本的には私有地。きれいに整備していただけていることに、いくら感謝しても足りません。
会津若松城と白河小峰城、それしか行ったことがないんです(会津若松城はいつ行ったか記憶も定かでないため攻城記録もつけてません)。
あと1つ、普通に有名なのは二本松城でしょう。
福島県には会津、中通り、浜通りがあるので、できれば浜通りからも選びたいんですけどね。行ったことがないからしかたない。あきらめます…。
神奈川県! 住んだ時期もあり、今もほぼ毎週通う、半ば地元でございます。
県代表のお城として、小田原城が筆頭なのはたぶんどなたからも異論は出ないところでしょう。戦国期と江戸期の2つの顔を見られる、一粒で二度美味しい点もポイント高いですね。
次点には小机城を推します。空堀の底を歩くと、戦国時代の城跡がこんなに身近に、こんなに良い状態で存在することのありがたみがじわじわきます(笑)。
問題はあと1つですが、津久井城、茅ヶ崎城、河村城辺りは渋すぎるので、知名度も高い石垣山城(一夜城)にします。陣城ということで、他の2ヶ所とも性格が異なりますし。
歴史的な価値からの安土城、文化財的な価値からの彦根城は外せないと思うのです。問題はあと1ヶ所。
八幡山城、小谷城、長浜城などもありますが、ここはあえて玄蕃尾城を挙げたい。
玄蕃尾城の魅力は縄張りの面白さ、分かりやすさでしょう。城好きのための純粋な城跡としての魅力があるから、攻城団での平均評価が高いのです。それを素直に認めていいのではないかと。
土塁だけの城ですし、築城目的も戦いに備えた臨時のそれですから、安土城や彦根城とかぶらないのもポイントです。
実は一人でしか行ったことがありません。知り合いに城好きがあまりいないので…。
大勢で行くとどんなことになるのか興味津々です。
月並みですが、丹波篠山城の城下の名物、猪料理ですね。冬は猪鍋ですが、夏でも焼き肉風にして出してくれる店もありました。城歩きで疲れた身体にビタミンがしみ込むような気がしました。
やはり形が珍しい天守をCGでなく現実に見たいので、岩盤の上の苗木城、御殿風といわれる飛騨高山城、大小天守が共に望楼型で古式ゆかしい米子城、南蛮作りの高松城辺りでしょうか。
資料が十分残っているはずのお城としては岡山城ですね。1階の不整形な平面をどう辻褄合わせしているか、内部の梁などを見てみたいので、ぜひ木造で。
徳川系の天守はあまり面白みを感じないのですが、唯一駿府城だけは下層階が御殿風で変わっているので実物を見てみたいです。資料が残っていないので難しいとは思いますが。
☆☆☆☆☆城好きはもちろん、普通の人にもオススメするレベル。
☆☆☆☆城好きなら一度は行って損はないし、ハマる人はハマるでしょう。
☆☆☆まあまあ。城好きでも惹かれるポイントは人それぞれなので…
☆☆個人的にイマイチ。お好きな人もおられるとは思いますが…
☆がっかり(まだ付けたことはないですけど)
こんな感じです。
広角で撮っておけば、あとからトリミングしたり水平を直したりできるし、RAW現像アプリを使えば、多少暗く写っていても補正できます。
以下、撮影時に気を付けることを順番に書きます。
1)撮影場所と画角を決める。広角のほうが広く撮れるが、広角過ぎると全体が小さく写って迫力がなくなるのでほどほどに。
2)絞り値を決める。絞りを変えると明るさも変わりますが、むしろ大事なのは焦点深度が変わることです。全域をボケないように撮るにはF10、手前や奥をぼかしたいときはF8や、もっと小さい(開放)値で。
3)シャッタースピードが1/30以上(できれば1/60以上)、感度がiso6400程度までであることを確認しながら、ヒストグラムを見て白飛び、黒つぶれがないように明るさを補正する(0~-2くらいが多い)。
4)フォーカスを(できれば拡大表示で)確認してシャッターを切る。
5)すぐに画像を表示させ、白飛びや黒つぶれ、フォーカスや手振れを確認する。
…気を遣う点が多いですね、我ながら。城に感動・興奮すると多少手順を省くことはありますが、結果に後悔することも多いので(苦笑)、なるべく省かないほうがいい結果が得られます。でも城が好きで見に行っているのだから、興奮してナンボですよね。ある程度の失敗は仕方ないのかも。
「初心者」の次は「初級者」だと定義しています。
「初心者」は教えてもらう(書いてあるものを読むのも含む)一方の人ではないかと。
教えてもらったことを理解して納得し、凄いなと感心し、誰かに教えたくなったら、そのときこそ「初級者」になったってことだと思っています。
好きというか圧倒的に興味深いのが上杉謙信です。他の戦国武将とは全然違っているからです。
何しろ領土に野心がない。関東に攻め込むのも、川中島の戦いも、基本的に誰かに助けを求められていくだけで、一連の戦いが終わったらさっさと引き上げてしまう。川中島は最終的に武田が支配したから武田の勝ちだという人がいますが、ナンセンスですね。上杉方は全然負けたと思ってない。
また、たとえ裏切られても、相手と戦って屈服させると、断罪せずに許してしまう。だから同じ相手に何度も裏切られています。でも許す。唐沢山城は謙信に落とされなかった城ということになっていますが、実際には何度も落とされています。でも城主の佐野氏は許されている。そしてまた反旗を翻される。
実にユニークです。だから、戦国武将から一人だけ選ぶとしたら、その理由に事欠かないんです。
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