上田城の搦手口にあたる本丸西虎口にはかつては東虎口と同様に櫓門がありました。
城内側から。ここに櫓門がありました。奥にあるのは西櫓です。
現地にある案内板です。
本丸西虎口
本丸には東西2箇所、二の丸には3箇所の虎口がありました。虎口とは、城内への敵の侵入を防ぐために城の門に枡形(ますがた)を造って曲げるようにした出入口のことです。平成3年に実施した本丸西虎口の発掘調査では、櫓門の礎石及び石垣の根石等が検出されました。このことにより、本丸東虎口と同様、西虎口にも櫓門1棟があったことが分かりました。また石垣の天端(てんば)には、櫓門下層最前列の冠木と、最後列の敷桁を載せるための切り欠きが残っています。