九州の名城を歩くシリーズの2冊目となります。
大分県の城について書かれた書籍が欲しくて探していたところ、発売されたことを知って購入しました。熊本県36と大分県31合計67について書いてあります。
それぞれの城について立地、歴史、城の構造やその他の切り口で解説してあります。他の解説本と同様に地図や縄張図も掲載されていますのて、城巡りの際の参考になります。
タイトル | 九州の名城を歩く 熊本・大分編 |
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著者 | 岡寺 良 |
出版社 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2023-05-25 |
ISBN |
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価格 | 2750円 |
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江戸時代の大名について詳しく知りたいと思っていた時に目に止まり、読んでみることにしました。江戸時代大小併せて260~300藩有ったと言われていますが、本書では大名の格差をテーマとして石高、将軍との関係、江戸城、江戸藩邸、参勤交代の5つに分けてエピソードを交えて書かれています。石高の大小による格差をはじめとして、将軍家から嫁をもらったり、養子をもらったした大名の家格が上げられたり、その家格によって江戸城内での将軍との拝謁の仕方や服装が違ったり、江戸藩邸では門構えや屋敷の広さに差が見られたり、最後に参勤交代の道中でかち合いそうになった場合とか宿場が同じになりそうになった場合にその大名の格差が顕著に表れる事を細かいところまで知ることが出来ました。その当時の大名たちは自分の家格を十分に認識した上で行動し、少しでもその家格を上げることを日々考えていることがよく理解できる一冊でした。
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