角牟礼城は1585年(天正14年)から1586年(天正15年)に起きた、島津氏と大友氏の豊薩戦争の際に落城しなかった要害堅固の城として知られています。天然の要害と呼ぶにふさわしく、三方を切り立った険しい岩壁で囲まれています。1593年(文禄2年)に大友義統にかわって毛利高政が入封した際に城を大幅に改修しました。現在残されている遺構は、この時代のものと思われます。江戸時代に来島康親が伊予より入封し森藩が立藩されましたが、来島氏は1万4千石の小大名で城を持つことは許されなかったため山麓に久留島陣屋を築き、角牟礼城は廃城とされました。現在、城址には高さ約7m、長さ約100mにおよぶ穴太積みの石垣が残っています。また久留島陣屋跡は三島公園として整備されています。
角牟礼城を訪問した561人の報告によれば、平均見学時間は59分、平均評価は3.36点となっています。
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