帯には「芸術的世俗建築にして軍事建築の頂点―。」とあり、一冊丸ごと天守について、その歴史を踏まえて構造と意匠、防備が徹底的に分析され丁寧に解説されています。現存する天守と熊本城宇土櫓は詳細が述べられ、姫路城についてはまるまる1章が割かれています。図版目次、註、三浦先生の既発表論文・著書の一覧、参考文献一覧も掲載され、さらに理解が深まる構成。昨秋、先生の講演時に購入してサインを頂きうっとりしたままでしたが、今回再読、精読し改めて天守の芸術性の理解にまた少し近づけたように思います。犬山城の頁では「金山越え」にも言及しており、私にとって沼にどんどんはまっていく一冊です。
タイトル | 天守: 芸術建築の本質と歴史 |
---|---|
著者 | 三浦 正幸 |
出版社 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2022-10-22 |
ISBN |
|
価格 | 2640円 |
まだ登録されていません。
ほかの書籍を検索することができます。
攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する