天守: 芸術建築の本質と歴史 単行本

山鳩
山鳩さん

帯には「芸術的世俗建築にして軍事建築の頂点―。」とあり、一冊丸ごと天守について、その歴史を踏まえて構造と意匠、防備が徹底的に分析され丁寧に解説されています。現存する天守と熊本城宇土櫓は詳細が述べられ、姫路城についてはまるまる1章が割かれています。図版目次、註、三浦先生の既発表論文・著書の一覧、参考文献一覧も掲載され、さらに理解が深まる構成。昨秋、先生の講演時に購入してサインを頂きうっとりしたままでしたが、今回再読、精読し改めて天守の芸術性の理解にまた少し近づけたように思います。犬山城の頁では「金山越え」にも言及しており、私にとって沼にどんどんはまっていく一冊です。

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書籍の情報

タイトル 天守: 芸術建築の本質と歴史
著者 三浦 正幸
出版社 吉川弘文館
発売日 2022-10-22
ISBN
  • ISBN-10 4642084223
  • ISBN-13 9784642084222
価格 2640円

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「城取り」の軍事学 (角川ソフィア文庫)

築城者の立場に立ち、なぜその場所に、いかなる目的で、そのような縄張りの城を築いたのか、軍事的な視点から解説しています。
これを読めば攻城時縄張りの見方が変わること請け合いです。
主に関東甲信越、特に後北条氏に関係する山城の極めて詳細な縄張り図が豊富に掲載されており、ガイド代わりにもなります。

ひでのしんさん)

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