和倉温泉は全国有数の高級温泉街として知られていますが、その歴史は古く、加賀藩の前田氏によって温泉が整備されました。
日本でも珍しい「海の温泉」が湧き出ており、開湯は1200年前の大同年間(806〜810年)とされています。
1611年(慶長16年)には、加賀藩2代藩主・前田利長が腫れ物に悩まされた際に「湧浦の湯」を取り寄せて治療したことから評判が高まりました。
その後、1641年(寛永18年)に3代藩主・前田利常によって整備されると、湯治場として有名になり、共同浴場や温泉街に発展していきました。
1674年(延宝2年)に加賀藩の命により地名を「湧浦(わくうら)」から「和倉」に改めると、現在も和倉町、和倉温泉としてつづいています。
和倉温泉は入り江から湧出していたため、干潮時しか湯を利用することができませんでしたが、利常の時代に周辺を埋め立てて「湯島」とされる島がつくられました。
その後も埋め立ては進み、明治時代にはついに陸つづきとなり現在に至ります。
2011年(平成23年)にリニューアルオープンした日帰り温泉施設「総湯」があります。
日帰り温泉施設「総湯」の観光情報
住所 | 〒926-0175 石川県七尾市和倉温泉 |
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営業時間 | 7:00〜21:00 |
定休日 | 毎月25日(土日の場合、翌月曜日) |
入浴料金 |
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