江戸城
江戸城

[東京都][武蔵] 東京都千代田区千代田


  • 平均評価:★★★★☆ 3.82(35位)
  • 見学時間:1時間34分(28位)
  • 攻城人数:1929(9位)

太田道灌の追慕碑

平川門にかかる平川橋の近くに、太田道灌をしのんだ記念碑が建てられています。

現在の皇居が江戸城であったことはよく知られていますが、最初に江戸城を築いたのは徳川家康ではありません。

豊臣秀吉小田原攻め(小田原征伐)ののちに関八州を与えられた家康が駿府から江戸に移ったのは1590年(天正18年)のことです。
江戸城が築かれたのはそれよりも約130年も前、1457年(長禄元年)のことで、築城者は扇谷上杉氏の上杉持朝の家臣である太田道灌です。
(これは「応仁の乱」よりも前のことですね)

太田道灌の没後450年にあたる1936年(昭和11年)に建立されました。
この石碑には江戸城の石が使われているそうです。

太田道灌公追慕之碑
寛正五年春江戸ノ城将太田道灌公カ上洛
参朝ノ際居城ニ就キ 勅問ニ奉答シタル
ノ歌ニ我庵は松原つつき海ちかく富士の
高嶺を軒端よそ見るノ一首アリ城ハ東ニ
川ヲ帯ビ南ハ海ニ臨ミ西ハ丘陵起伏シテ
遥ニ富士ノ秀峰ヲ仰ク歌ハ誠ニ能ク其ノ
景勝要害ヲ盡クセリ公名ハ持資関東管領
上杉定正ノ重臣タリ幼ニシテ聰邁尊王ノ
志ニ篤ク文武ノ道ニ通シ兵馬ノ技ニ精シ
ク築城ノ術ニ長セリ長禄元年城ヲ江戸氏
ノ館址ニ築キテ百代名城ノ基ヲ創メタリ
爾来此ニ居ルコト三十年能ク主家ヲ扶ケ
テ英名大ニ振ヒ八州ノ群豪風ヲ望ンデ來
リ従ウ常ニ力ヲ民治ニ效シ文事ヲ奨メ徳
化四周ニ普ク遠近ノ士庶陸続トシテ來往
シ店舗軒ヲ連ネ船舶河口ニ集ル文明十八
年公ハ讒ニ遭ヒテ相州糟屋ノ主家ニ斃レ
タリト雖其ノ城池ハ依然トシテ関東第一
ノ形勝タリ徳川氏ノ覇府ヲ経テ明治ノ 
聖代ニ及ヒ畏クモ 皇居ヲ此ニ奠メラレ
江戸ハ東京ト改稱セラレテ日ニ月ニ殷賑
ヲ加ヘ今ヤ世界第二ノ大都市トナレリ是
レ実ニ端ヲ公ノ築城ニ發シタルモノニシ
テ千古不朽ノ功業ナリト謂ウヘシ
茲ニ公ノ四百五十年祭ヲ行ウニ方リ碑ヲ
旧城ノ邊ニ建テ市民ノ永ク遺徳ヲ追頌ス
ルヲ資セントス
 昭和十一年七月二十六日
 東京市長 牛塚虎太郎
江戸城築城 五五〇年に当たって
 左にある「追慕の碑」は、太田道灌公没後四五〇年を記念して建立されましたが、今年は、道灌公が長禄元年(一四五七年)にこの千代田の地に「江戸城」を築城してから、丁度五五〇年に当たります。
 この記念すべき時に当たり、都市東京と千代田区の今日の繁栄の基礎を築いたとも言える太田道灌公の遺徳を偲んで、顕彰の標(しるし)とします。

 太田道灌(一四三二~八六)は、室町中期の武将で歌人。名は、資長(すけなが)、道灌は法名。扇谷上杉家の重臣。一四五七年、この千代田の地に江戸城を築く。文武両道に優れ、三〇数戦して負け知らずの名将だったが、山内上杉家の策謀により主君に暗殺された、江戸時代から語り継がれた山吹伝説の歌が、悲劇の名将の横顔をいまに伝えている。
千代田区観光協会(協力)

 七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき

平成一九年九月二十五日
千代田区

1457年
長禄元年
江戸城築城
Construction of Edo Castle Fortification
江戸城は、上杉氏の家臣太田道灌(1432〜1486)によりはじめて築かれた。のち、徳川氏15代の居城となり、明治初年より皇居となった。
The castle of Edo was first built by Ota Dokan (1432-1486). Then it has been the shogun castle of the Tokugawa family for 15 generations, until the first year of the Meiji era, when it became the Imperial Palace.

江戸城だけでなく、川越城など太田道灌が築いたお城は関東のあちこちにあります。
戦国時代の人ではありませんが、室町時代後期の「築城の名人」といえるかもしれませんね。

   
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