姫路城
姫路城

[兵庫県][播磨] 兵庫県姫路市本町68


  • 平均評価:★★★★☆ 4.42(1位)
  • 見学時間:2時間4分(1位)
  • 攻城人数:6670(1位)

武者だまり

菱の門の横にあたる部分(門を正面にしたときに左手にあたる位置)に「武者だまり」があります。

武者だまりというのは出陣する兵士の集合場所であると同時に、人数を素早く数えるための「升」の役割を持った場所でした。
つまり、このスペースいっぱいに鎧武者(あるいは騎馬武者)が入ると240人(40騎)とひと目で数えられるような仕組みになっていたわけです。

点呼を取るよりも早く数えられるようにと当時の人が考えたんでしょうけど、賢いなあと感心してしまいました。

武者だまり(むしゃだまり)
Warrior Mobilization Area
 土塀で枡形に囲んでいるのが「武者だまり」と呼ばれ、出動する武士の集合場所です。武者だまりは132m2のものが標準といわれ、3.3m2当たり鎧(よろい)武者6人としていますので240人、騎馬なら40騎入ったと言われています。
 いざ合戦のときは、この枡形で防備の武者配置計画を合理的かつ、能率的に行ったのでしょう。
 この武者だまりは約64m2で標準の2分の1程度の広さですが、姫路城内にはこの他に化粧櫓の南側にもあります。

 The Space surrounded by earthen walls is where the warriors gathered, and the leader gave instructions and strategic advice in time of war. The standard size of the space is 132 square meters, which is large enough for 240 armed soldies or for 40 horses.
 The space in this castle is about 64 square meters large and half as large as the standard one. There is one more of this kind at the southern side of Cosmetic Tower.
   

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図説 近世城郭の作事 櫓・城門編

三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。

まーちゃんさん)

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