姫路城
姫路城

[兵庫県][播磨] 兵庫県姫路市本町68


  • 平均評価:★★★★☆ 4.42(1位)
  • 見学時間:2時間5分(1位)
  • 攻城人数:6675(1位)

大手門と桜門橋

姫路城の正面玄関である大手門とその前の堀にかかる桜門橋です。
姫路城は現存天守のひとつですが、この門と橋はいずれも現存遺構ではなく近年に復元されたものです。

内堀にかかる桜門橋です。2007年(平成19年)に復元されました。

大手門は高麗門となっていますが、これも江戸時代のものではなく1938年(昭和13年)に建てられたものです。

内側から見た大手門です。

案内板があります。

姫路城大手門と桜門橋
 姫路城の大手門は、本来三重の城門からなり、城内では最も格調高く厳重な門でした。現在「大手門」と呼んでいる大型の高麗門は昭和13(1938)年に完成したもので、位置や大きさは江戸時代のものとは全く異なっています。また、大手門前の内堀には桜門橋という木造橋が架けられていました。今回復元した桜門橋は、発掘調査で出土した遺構を活かしながら、江戸時代の木橋をイメージして平成19(2007)年に築いたものです。
Otemon (Main Gate) and Sakuramon Bridge of Himeji Castle
No other gates of Himeji Castle were more magnificent than the original main gate (called "Otemon") of Himeji Castle. The construction of the present Otemon, which is of Koraimon-type (three-roofed construction), was completed in 1938. This gate is completely different from the original one in the Edo period. The present Sakuramon Bridge was constructed in 2007 in the image of the wooden bridge in the Edo period.
   

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今日のレビュー

図説 近世城郭の作事 櫓・城門編

三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。

まーちゃんさん)

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