姫路城の入場ゲートから入ってすぐのところにある門が、この「菱の門(ひしのもん)」です。
菱の門は、三の丸から二の丸へと通じる大手口を固める櫓門です。
名前の由来は柱の上部にある冠木に菱の紋が打たれていることから名づけられたそうです。
姫路城内でもっとも大きく立派な構えの門で、火灯窓(かとうまど)が見事ですね。
伏見城から移築されたという説もありますが、真偽は不明です。
菱(ひし)の門(もん)
二の丸の入口を固めた櫓門で、柱や扉は欅材(けやきざい)を用い筋鉄饅頭金物、八双金物を打ち、脇戸をつけ、両柱の上の冠木に、木彫の菱の紋を打っているところからこの名前が付いています。
西に門番部屋があり、櫓の正面は連続武者窓の左右に華灯窓、裏面は連双武者窓が付いており、上の櫓の内部は3部屋になっています。
屋根の勾配、軒四方の反転など、全国でもまれに見る桃山時代の華麗な城門と言えます。Water Chestnut Gate
This gate is called Water Chestnut Gate because of two carved ornaments which look like water chestnuts around the upper parts of both pillars. It is a corridor gate with a storage on top, whose pillars and doors are made of zelkova.
Hishi-no-Mon
The guard station was on the left side inside the huge doors. The gate has lots of beautiful ornaments such as bell-shaped windows, barred windows and warrior windows.
The gate with the gentle curve of the roof and the beautiful warp at every eave corner is a fine example of the Momoyama Era (1568-1600) architecture.