本丸櫓門(本丸東櫓門)は入母屋造、本瓦葺きの櫓門で、1626年(寛永3年)に徳川家光が造営した本丸内の建物のうち、1788年(天明8年)に起きた「天明の大火」で唯一焼け残った遺構です。
国の重要文化財に指定されています。
2階は天皇一行や将軍のみが使用したため、内部は黒漆で赤絨毯だったそうです。
1687年(貞享4年)に2階廊下部分が取り壊され、1704年(宝永元年)には1階の橋もかけ直されています。
なお、溜蔵と橋の手前までの二階廊下は昭和に入るまで残っていましたが、1930年(昭和5年)に解体されました。
しかしその部材はまだ残っており、今後の復元が計画されています。
ちなみに現在はこのように門の内側(本丸側)に2階へのぼる階段があります(使用禁止)。