二の丸御殿への入口となっている唐門は1626年(寛永3年)の後水尾天皇の行幸にあわせて造営されました。
江戸中期の火災の備えで瓦葺にされたが、明治になってふたたび檜皮葺に戻されました。
左右の築地より一層高い絢爛とした唐門となっています。
切妻造の四脚門で、正面と背面に唐破風をつけ、複雑精妙な彫刻と華麗な金工細工を施しています。
内側(二の丸御殿側)から見た唐門です。こちらにも唐破風があります。
この唐門も1944年(昭和19年)に国の重要文化財に指定されています。
2013年(平成25年)8月に完成した保存修理では檜皮の葺替え、飾金具の金箔貼直し、彫刻欄間の彩色の塗り替え、漆の塗り替えなどが行われました。
ちなみにこれが修理前の唐門です。