先週、出石城を攻めてきました。
出石城には天守はありませんが、2つの櫓が模擬復元されています。この櫓、模擬復元とは思えないくらい風景になじんでいます。
出石城といえば仙石氏、というわけでもないんですけど、1706年(宝永3年)に信州上田藩から仙石政明が入城して以降、廃藩置県まで藩主をつとめました。
江戸時代の半分以上は仙石氏の居城だったわけで、出石の町には仙石氏に関する資料が展示された史料館や、マンガ『センゴク』の主人公で仙石氏の中興の祖である仙石秀久を祀った感応殿が建てられたりしています。
ぼくは『センゴク』が好きなので、あの「無」の紋が入った甲冑を見たときは興奮しましたね。
仙石秀久は戸次川の戦いで釣り野伏せに引っかかって大敗して逃げちゃったので、秀吉の逆鱗に触れて所領没収された上で、さらに高野山に追放されたわけですが、小田原攻めの際に活躍して帰参を許され、秀吉が使っていた金のうちわを与えられています。
そのうちわがこんなところで見れるとは。
これらのコレクションは出石史料館に展示されているのですが、ぜんぜんお客さんがいないのもびっくりでした。
もったいないなあ。
出石にはほかにもいろいろと見所はあります。
沢庵和尚で知られる宗鏡寺(沢庵寺)や、去年の大河ドラマ『八重の桜』に出てきた川崎尚之助の生家とか、桂小五郎が「禁門の変」のあとに潜伏していた家とか、一度は訪れてほしいなと思いました。
そして一度いくとまた訪問したくなると思います。
だって、出石には出石そばがあるから。
旅の醍醐味は「食」ですから、おいしい郷土料理がある場所はそれだけで魅力が3割増しですね。しかも出石そばは仙石氏が上田から連れてきた職人が広めたといわれてますし、食べないわけにはいきません。
「10分で50杯食べると生涯無料で食べられる」とか、大食いホイホイみたいな企画もありましたが、さすがにそこまで食べられないので、かわりに3軒ほど「はしご」して堪能させてもらいました。
現在は50軒ほどのそば屋があるそうですが、現地で伺った話では手打ちじゃないそば屋もあるそうなので、お店は選んだほうがいいのかもしれません。
少なくとも店の前で客引きしてるそば屋は避けたほうがいいと思います。
出石は電車の駅がないので(JR山陰本線・国府駅からバスで30分ほど)クルマでいかないと大変かもしれませんが、バスツアーも多そうでしたので、ツアーで訪問するのが楽かもしれませんね。
ぼくもきっとまたいくと思います。
今回は有子山城を攻められなかったので、次回はあったかい季節がいいですね。
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