天下普請で築かれた城ということもあり、駿府城で使われている石材にはさまざまな刻印があります。
300を超える刻印が見つかっており、刻印の模様は150種類にもなるそうです。
石垣の『刻印(こくいん)』とは
石垣に使われている石材には、『刻印』と呼ばれるさまざまな文字や記号が刻み込まれています。 この刻印の役割は、石垣の工事にたずさわった大名の家紋を刻んだものや、石を積んだ職人のサインで、作業を担当した場所を表していたとされています。ほかにも、石材の原産地を表していたり、奉行の名を記したといわれたりその役割は今も研究されています。 駿府公園(駿府城)で発見された刻印の数と種類は三〇〇以上あり一五〇種類を数えることが出来るそうです。
立て看板の下に置いてある石には刻印がありました。
石垣状に組んである石のほうには刻印を見つけられませんでした。
周辺に単体で置いてある石には、刻印がはっきり残っています。
刻印の種類については東御門内の展示でも紹介されています。