駿府城
駿府城

[静岡県][駿河] 静岡県静岡市葵区駿府公園1-1


  • 平均評価:★★★★☆ 3.53(63位)
  • 見学時間:1時間21分(30位)
  • 攻城人数:3641(21位)

石垣の刻印

天下普請で築かれた城ということもあり、駿府城で使われている石材にはさまざまな刻印があります。
300を超える刻印が見つかっており、刻印の模様は150種類にもなるそうです。

石垣の『刻印(こくいん)』とは
 石垣に使われている石材には、『刻印』と呼ばれるさまざまな文字や記号が刻み込まれています。 この刻印の役割は、石垣の工事にたずさわった大名の家紋を刻んだものや、石を積んだ職人のサインで、作業を担当した場所を表していたとされています。ほかにも、石材の原産地を表していたり、奉行の名を記したといわれたりその役割は今も研究されています。 駿府公園(駿府城)で発見された刻印の数と種類は三〇〇以上あり一五〇種類を数えることが出来るそうです。

立て看板の下に置いてある石には刻印がありました。

石垣状に組んである石のほうには刻印を見つけられませんでした。

周辺に単体で置いてある石には、刻印がはっきり残っています。

刻印の種類については東御門内の展示でも紹介されています。

   

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図説 近世城郭の作事 櫓・城門編

三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。

まーちゃんさん)

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