攻城団からのお知らせ

攻城団レポート(2019年2月)

2月は「逃げる」といいますが、ほんとうにあっという間に過ぎ去った感じがします。
明石と都内でイベントをやり、その準備をして、開催後はレポートを書いたりしていると気づけば月末でした。そのほかにも毎年恒例となっているイベント(ベストキャッスル、姫路城フォトコンテスト)の準備だったり、新しいマンガのための取材交渉だったり、熊本城の復興支援のためにくまモンTシャツを製作する手配だったりと、あれやこれやと忙しい一か月でした。
サイトへのアクセスは想像以上に好調で、少しずつ気候があたたかくなるにつれてお城めぐりに出かける人も増えてるように思います。まあぼくは花粉症なのでむしろ引きこもりがちなのですが。

それでは先月のレポートです。

データで見る攻城団

NHK「歴史秘話ヒストリア」や「ブラタモリ」をはじめ、いくつかテレビの影響がありましたが、わりと安定していたというか、通常の実力通りのアクセスだったように思います。
一日だけ、月の中旬(17日)にぽこっと増えていますが、これはYahoo!ニュースの記事からリンクがあったことが原因です。西日本新聞の長岩城についての紹介記事から参考情報としてリンクされていましたが、こんなふうに第三者から情報が質量ともに充実しているサイトと認定されたことが誇らしいですね。
(この日は「城がたり」の開催日だったので、サイトが停止しなくてほんとによかったです)

数字で見る攻城団

先月の数字前月の数字( これまでの累計)
訪問数 244,438 246,515
ページビュー 785,182 808,469
滞在時間 12:04 12:36
登録者数 230人 249人( 3,164人 ※アクティブのみ)
当月の攻城数(人) 3,709回(658人) 3,977回(755人)
「行きたいお城」登録数 3,076件 2,928件
アップされた写真の枚数 3,305枚 3,462枚( 150,825枚)
城データ登録数 0 0( 2,610)
城メモの記事数 1 0( 1,745)

それこそYahoo!ニュースなどで紹介されるには情報の正確性に加えて、鮮度も重要になります。
つまり「現地の整備状況はいまどうなっているのか」や「最新の学説ではどう解釈されているのか」といったことですね。攻城団ではこれまでも地元の観光協会や教育委員会に問い合わせるなどして、できるだけ正確な情報を提供しようと努めてきましたが、そういう姿勢(と成果)が評価されたのだと思います。

インターネットが普及して多くの情報を検索できるようになったことはとても便利なのですが、数年前の情報だったり、まちがった情報がどんどんコピペされてしまったりという課題もあります。
「攻城団だけ見てれば大丈夫」という状況をつくれるようぼくらもがんばりますので、今後もさまざまな情報提供をお願いいたします。

写真の枚数が気づけば15万枚をこえていました。
いろんなお城の、いろんな時期(季節、天候、時間帯)の写真がアップされていて、見ていると出かけたくなりますね。攻城団に写真をアップするようになってカメラを少しいいのに買い替えたという方もけっこういらっしゃるようです(ぼくもそのひとりですが)。
何十枚とアップする必要はありませんので、お城に出かけたら数枚だけでも攻城団を通じて多くの人とシェアしていただければありがたいです。

あと個人的には「行きたいお城」の登録数が3000件をこえていたのがうれしかったです。
攻城団は「訪問したお城を記録する」サービスではありますが、同時に「これから訪問したいお城を見つけてメモしておく」目的にも利用していただきたいし、そうすることでお城めぐりという趣味を生涯楽しめると思っています。
先日も「高知県三名城」の発表にあわせて、岡豊城中村城、惜しくも選外となった安芸城朝倉城の「行きたい」が増えていましたが、みんなでお城を紹介しあうことで「今後数十年は旅行先選びに困らない」というようになればいいなと期待しています。

先月の攻城記録

先月は明石でのイベント前日に姫路城にいってきました。
「冬の特別公開」で東小天守と乾小天守の最上階に上がれる貴重な機会でしたが、寒い中ひとりで待ってるのはつらかったです。あとで聞いたら同じ日に姫路城を訪問してる団員が何人かいたので、事前に呼びかけておけばよかったと少し後悔しました。

姫路城の「冬の特別公開」で東小天守と乾小天守を見てきました - 攻城団ブログ

姫路城で開催されている「冬の特別公開」で東小天守と乾小天守の内部を見学してきました。

東小天守は入ったことがあったように思ってましたけど、どうやら2階までだったようです(3階は今回が初公開なので)。
ちょうどブログに姫路城が「平成の大修理」が終わって内覧会をやったときの記事を移動していて気づいたのですが、見学ルートもちょこちょこ変わってるし、定期的に訪問する楽しさを実感しますね。

姫路城大天守内覧会に参加してきました(ブルーインパルスも目撃!) - 攻城団ブログ

2015年3月25日に姫路城で開催された関係者内覧会のレポートです。「平成の大修理」を終え、グランドオープン直前の姫路城を見学できたのは幸せでした。

こういう訪問レポートはただの自己満足かというとそんなことはなくて、読んだ人が記事を見たことをきっかけに出かけることもあるんです。
(自己満足の側面もありますけどね)

観光客がわちゃわちゃと写り込んだ写真はお城の写真としてはふさわしくないものの、むしろレポート記事では臨場感のあるいい写真になります。
「これだけ混んでるのか」という情報はプラスにもマイナスにもなりますが、パンフレットとはちがう、リアルな、ありのままのお城の現状を伝えていくことも大事だし、少なくともぼくはそういうレポートをいっぱい読みたいです。
みなさんの攻城記録の際に付記していただいてるブログも読ませていただいてますが、ぜひ攻城団ブログにも寄稿していただけるとうれしいです。

その他の報告事項

冒頭のとおり、2月はふたつのイベントを開催しました。それぞれレポートを書いたので未読の方は読んでくださいね。

「明石・お城フェスティバル」出演レポート [お知らせ] | 攻城団(全国のお城検索サイト)

あかし市民広場で開催された「明石・お城フェスティバル」のレポートです。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

「城がたり〜マンガとトークでわかる丸岡城〜」開催レポート [城がたり] | 攻城団(全国のお城検索サイト)

攻城団主催の歴史トークイベント「城がたり」の第1回を開催したのでレポートを書きました。楽しいイベントになったと思います!

また「城がたり」のほうは、むぎさんが参加レポートを書いてくださったので、あわせて読んでもらえるとうれしいです。

むぎさんの「城がたり」参加レポート - 攻城団ブログ

団員のむぎさんに「城がたり〜マンガとトークでわかる丸岡城〜」の参加レポートを寄稿していただきました。参加者目線のレポートは新鮮でいいですね。

ぼくの希望はこんなふうに開催・登壇した側のレポートと、参加した側のレポートの両方が読めることです。
イベントレポートは参加できなかった人のためでもありますが、次回は参加したいと思ってもらうことが主目的なので、その判断ができるだけの公平な情報を出していきたいのです。
主催者レポートだけだとちょっとアンフェアだと思っていたので(客観的に書いてるつもりでもやっぱり都合よく書いちゃいますので)、これからも参加者レポートをお願いしていきたいですね。

それと個人スポンサー向けに用意した(当日会場でも販売した)記念Tシャツは評判もよかったので、今後も用意していきたいとコースケさんと話してました。
さしあたって春に姫路城フォトコンテストが開催されるので、姫路城バージョンのTシャツをつくろうと思います。ぜひまた個人スポンサーを検討してもらえるとうれしいです。

毎月恒例になっている都道府県三名城バッジは「高知県三名城」を公開しました。さらに新バッジとして「金箔瓦」を公開しました。

金箔瓦は最近も駿府城で発掘されたりしていますが、じつは使用目的などがいまいちわかってないそうです。
バッジには41城が登録されていますが、「え、こんなお城にも!?」と思うようなお城も含まれているので、自分なりの仮説を考えながらめぐってみるのもいいかもしれません。

金箔瓦のバッジを公開しました [お知らせ] | 攻城団(全国のお城検索サイト)

全国に分布する金箔瓦が使用された城を集めたバッジ、「金箔瓦」を公開しました。

今月もまた新バッジを公開する予定です。

永続化プロジェクトについて

いまはご当地缶バッジをひとつ進行中です。
また二条城と明石城でつくった「完全攻城ガイド」をもとに、「城たび」というガイドブックをシリーズ創刊する準備を進めています。
(二条城にはまだマンガがないので、次のマンガは二条城が舞台になります)

「城がたり」では丸岡城のマンガのみを冊子にしましたが、これはぼくらが取材したタイミングが大雪のため見どころを紹介するページで使う写真が揃わなかったことも理由のひとつです。春か夏にでもあらためて撮影にいければと思っています。
マンガ冊子はオンラインショップでも購入できますのでぜひお買い求めください。

マンガでわかる丸岡城 | 攻城団ショップ・楽市楽座

大久保ヤマト先生が描いた「マンガでわかる丸岡城」を収録したマンガ冊子です。 マンガそのものはウェブサイト上でも読めますが、本冊子は登場人物紹介を攻城団団長のこうのが新たに加筆しています。 全22ページ。

攻城団はおそらく歴史好きなお城好きが集まるサイトとしては国内トップクラスに位置していると思いますが、ここから先はネットではさらに多くの人に見てもらうことを目指しつつ、印刷物やグッズをつくることでネット以外の場所でもお城の魅力を伝えていこうと考えています。
その両方をうまくやれることが攻城団の強みだと思いますしね。

「城たび」もサイト上のモデルコース掲載に加えて、ガイドツアー、ガイドブック、そして三つ折りの周辺散策マップと、ネットとリアルで多面展開して現地を訪問するすべての人が求めるだろう情報をカバーしていくつもりです。
このあたりの構想については後日ちゃんと整理して書きたいと思っています。

来月にはサイトがオープンして5周年を迎えるわけですが、永続化についてはまだまだ道半ばです。
「こういうアイデアがあるんだけど」や「こんな助けが必要なら協力できるよ」といったメールは大歓迎ですので、いつでもご連絡ください。

では今月もよろしくお願いいたします!

   
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