ついに12月になりましたね。一年が早い!
ちょうど会社の決算も終わったので今年はどんな年だったかなあと振り返ってみると、予定どおり成長できた反面、収益化は想定どおりに進んでないという点で一長一短、一喜一憂という感じです。
攻城団の存在が徐々に知られつつあったり、また多くの方から好意的に見ていただけていることを実感できたのはほんとうに良いことで、これまでやってきたことに自信が持てました。
一方でツーリズムEXPOなどのイベントにいくとまだまだ知られてないことを痛感したのも事実で、ただこれは「伸びしろ」だと捉えて来年に向けて気合いを入れ直しているところです。
攻城団は便利で使いやすいサイト、温和な利用者の集まり、といういまのインターネットではかなり稀有な存在だと思うので、これを大事に守りつつ、その魅力をしっかり伝えていきたいと思います。
それでは先月のレポートです。
毎年11月は(一日少ないにもかかわらず)10月を上回っていたのですが、今年も同様でした。
御城印や紅葉で検索される方が多かったことに加えて、テレビでもぼくが把握してるだけで6回以上お城が紹介されていたのでお城への注目が増える季節なのかもしれません。
訪問数、ページビューが増加しているだけでなく、通常はこれらの数字の増減に反比例する滞在時間まで増えているので攻城団が多くの方のお役に立てたんだろうなとうれしく思っています。
またページビューでは今年の5月(1,254,827PV)に迫る歴代2位となりました。一日平均で見ると過去最高です。
月間100万PVをこえると次の目標設定がむずかしいのですが、一日平均で4万、5万、6万と上げていくのがいいかもしれませんね。
攻城団では数字のみを追いかけることはしませんが、広告出稿を検討していただく際には数字で判断されることも多いので、質と量の両立を目指して今後もバランスよくサイトを運営していくつもりです。
先月の数字 | 前月の数字( これまでの累計) | |
---|---|---|
訪問数 | 451,855 | 410,133 |
ページビュー | 1,250,909 | 1,118,722 |
滞在時間 | 11:53 | 11:26 |
登録者数 | 285人 | 258人( 4,012人 ※アクティブのみ) |
当月の攻城数(人) | 5,618回(996人) | 4,343回(838人) |
「行きたいお城」登録数 | 3,725件 | 3,973件 |
アップされた写真の枚数 | 4,111枚 | 2,703枚( 176,203枚) |
城データ登録数 | 4 | 0( 2,687) |
城メモの記事数 | 15 | 8( 1,843) |
各数字が軒並み前月を上回る中、唯一下回ったのが「行きたい」の登録数でした。
気にするほどの落ち込みではないものの、攻城団が「次に訪問するお城を探す(提案する)」サイトである以上、「行きたい」の機能はどんどん使っていただきたいし、またそれをちゃんと紹介しなきゃなと反省しました。
以前から考えているのはみなさんが登録してくださった「行きたい」を集計・分析して、自分と似たような傾向のお城を訪問されている方の情報を参考にオススメを提案することです。ただそこまで個人ごとにオススメを提示するのはちょっとおせっかいかもしれないなと思っていて、もう少し検討してみます。
攻城団のいいところは自分たちがサービスをちゃんと使ってる点にあります。
世の中には作ってる人が使ってないサイトも多いのですが、ぼくらはこの原点を今後も徹底するつもりです。自分で使ってるからこそ、タイムラインやタグなどの機能が生まれてます。タイムラインなんてページビューを減少させるだけなので、たぶん自分が使ってなかったらぜったい採用しなかったと思います。
ほかにも旅行サイトにあるホテルの評価とぼくら城好きの評価はちがうと知ってるからこそ、レビューを自前で集めるようにしたり、ほんとうに必要な機能や情報を見極められることが長所です。
だからこそ「行きたい」はさらに便利にできるんじゃないかと思うんですよね。
それと先月のトピックとしてはアクティブ利用者が4千人をこえました。
気づけば連番で発行しているアカウントも1万番をこえたので、約4割がアクティブという計算になります。この数字がいいのか悪いのかについては各サイトごとにアクティブの定義も異なるので評価がむずかしいところですが、登録だけして使わなかった方もいらっしゃることを考えると、ぼくは悪くないと受け止めています。
ぼくら自身が「一生使ってもらえるサービス」と位置づけて運営しているので、途中で利用をやめちゃう人は一般的なサイトと比較してもおそらく少ないはずです。
もちろんすべての人にとって快適かといわれるとそうじゃないでしょうし、「なんかちがう」と思われる方もいるかもしれませんが、攻城団はこれからも初心者にとってわかりやすく、また「お城めぐり」という趣味を生涯楽しめるように、みなさんにとって居心地のいいホームでありつづけたいと考えています。
11月は月初に長岡京市で開催された千田先生の講演会を拝聴して、そのまま勝竜寺城公園のリニューアル記念式に参加しました。駅から歩いていくと途中に神足城(神足神社)もあるので、ついでに立ち寄っています。
この神足城は細川藤孝が勝龍寺城を整備した際に縄張りの一部として取り込まれているので、同時に存在したわけじゃないのですが、個人的には「勝龍寺城の土塁」としてではなく、神足城としてもうちょっとちゃんと理解したいんですよね。
あとはまだレポートを書けていませんが、月末に大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会が主催する取材ツアーに参加してきたので、勝龍寺城・亀山城・福知山城・田辺城・熊川城・宮津城を訪問してきました。
それぞれ現地ガイドの方に案内していただいたので、時間はかぎられていましたけど勉強になりました。とくに学芸員の方に案内されると「ブラタモリ」っぽくて楽しいですね。
福井県の若狭町にある熊川城は城下が鯖街道の熊川宿になってるのでむしろそちらのほうが有名ですが、細川藤孝の正室で忠興の母である沼田麝香(じゃこう)の実家です。麝香の父、沼田光兼が城主でした。また麝香はのちに洗礼を受けるのですが、そのきっかけが息子の正室・ガラシャが自害したことにあるそうです。嫁姑問題は戦国時代にもあちこちで散見されますが、細川家においてはきわめて良好だったのかもしれませんね。
今回、現地でお城があることを知って、帰宅後すぐに登録したのですがこういうマイナーだけどゆかりのあるお城はまだまだあるのでしょうし、それをちゃんと紹介したいと思いました。
(現地ガイドの方へのお礼の意味もあり、こういうときは優先して登録していますがご容赦ください)
熊川城(福井県三方上中郡)の見どころ・アクセスなど、お城旅行と歴史観光ガイド | 攻城団
熊川城(三方上中郡)の見どころや構造、歴史や雑学、さらに地図などのアクセス情報を写真つきで詳しくご紹介します。熊川城は 細川藤孝 の正室・ 麝香 (じゃこう)の実家である沼田氏の居城です。若狭街道を監視する要衝に築かれていました。沼田氏は後瀬山城主・武田氏に仕えていましたが、天正年間に瓜生城主・ 松宮清長 (玄蕃)と戦って敗れると近江に逃れ、細川家の客将になったと伝えられています。その後、 丹羽長秀 が若狭を支配するようになると廃城になりました。現在城址には堀切や竪堀などの遺構を確認することができ、登城口は白石神社にあります。山麓の得法寺には沼田氏の供養塔のほか、 織田信長 が越前朝倉攻めをおこなった際、同行した 徳川家康 が宿泊したことを示す「腰掛けの松」があります。なお熊川宿は1589年(天正17年)に小浜城主・ 浅野長政 によって整備された若狭街道の宿場で、現在は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。
11月9日にお城講座を開催しました。
参加してくださった方々の反応含め、十分な手応えを感じたので、来年はこれを定期的に開催できるようにスケジュールや内容を考えたいと思っています。
攻城団お城講座「めっちゃよくわかる二条城」を開催しました [お城講座] | 攻城団(全国のお城検索サイト)
「攻城団お城講座」を開催しました。初回は「めっちゃよくわかる二条城」というタイトルでぼくが講師をつとめました。
また紅葉の名所のお城をピックアップした記事を公開しています。
もう散ってしまったところも多いでしょうが、これからは土塁や石垣の落ち葉とのコラボ写真が狙い目かもしれませんね。
「地上の天国」から「日本一美しい山城」まで――全国の城好きが選ぶ紅葉の名城5選 - 攻城団ブログ
お城といえば桜が有名ですが、じつは紅葉の映えるお城もあるんです。全国のお城から紅葉狩りにオススメのお城を選んでみました。
新しいルームがふたつできています。
12/21〜22にパシフィコ横浜で開催される「お城EXPO」に参加される方、検討中の方向けのルーム、御城印についての情報交換をするためのルームです。
誰でも参加できますので、興味のある方はのぞいてみてくださいね。
最後に2020年版「卓上カレンダー」の販売は今月いっぱいですので、お早めに!
2020年の卓上カレンダーを予約受付中! [ショップ・グッズ] | 攻城団(全国のお城検索サイト)
毎年恒例の卓上カレンダーですが、来年版もとてもいい仕上がりになっていますよ。
長篠城、古宮城、設楽原決戦場のご当地缶バッジを制作しました。
長篠城の缶バッジの限定カラー(朱色と金色)は年末の「お城EXPO」で販売されるそうなので、参加される方はぜひお買い求めください。
長篠城、古宮城、設楽原決戦場のご当地缶バッジができました [ご当地缶バッジ] | 攻城団(全国のお城検索サイト)
ご当地缶バッジシリーズの最新作ができました。一挙に3つも増えたのでぜひ現地を訪問してお買い求めください。
丸岡城のブース(「重文七城」として出展されるそうです)でも限定色のご当地缶バッジ(金色)が販売されるので、あわせてチェックしてくださいね。
ほかにも諏訪原城の御城印の制作を請け負ったり、裏方としてちょっとだけ攻城団もかかわっているので、当日はコースケさんが会場を訪問しています。見かけたら声をかけてあげてください。
攻城団としてブースを出さないのかと過去にも10人くらいから聞かれたのですが、いまのところ予定はありません。出展料がそれなりの金額なので、だったら自分たちのイベント開催費にまわそうというのが現状の考えです。
ただ毎年コースケさんが顔を出しているように、攻城団とかかわりのある自治体や観光協会の方々が集まるイベントでもありますので、一度にご挨拶できる貴重な機会でもあります。ぼくらの場合、一度もお会いすることなく、メールと電話だけで納品するケースも少なくありませんので、こういう場で顔をあわせて話ができるのはありがたいですしね。
それでは忘年会などで忙しい方もいらっしゃるかと思いますが、くれぐれもご自愛くださいね。
令和元年最後の一ヶ月もよろしくお願いいたします!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
つづきを読むあなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。
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