攻城団からのお知らせ

攻城団レポート(2020年3月)

前回もこの冒頭コメントで新型コロナウイルスについて触れたのですが、攻城団にはほとんど影響がなく、ぼく自身もどこかで楽観視していたと思います。
ただ先月は如実に影響が出ていました。日数も多いし、春休みに入ることもあり、さらに桜のシーズンでお城に花見に出かける人がアクセスするので、例年2月から3月というのは大きくジャンプアップするのですが、今年にかぎっては前月割れという結果となりました。正直これほどの影響があるとは思ってなかったのですが、たしかに趣味を楽しむのはある程度の余裕が必要ですし、なにより不要不急の外出自粛が要請される状況ではお城を検索する人が減るのも当然ですね。

不要不急の外出自粛を要請されるこの状況下では、ぼくらも「全国各地のお城に出かけましょう!」とは言いづらく、いまはみんなでこの騒動を乗り切って、ぶじに終息したあとに訪問するお城を検討しましょうとしか言えません。
幸い、攻城団には「行きたい」という機能がありますので、過去の記事を読んだりしながら「行きたい」お城の登録や整理をしてみてはいかがでしょうか。

それでは先月のレポートです。

データで見る攻城団

冒頭のとおり、2月を下回る結果となりましたが、原因がはっきりしているのでさほど心配はしていません。新規セッション率(はじめてサイトを訪問した方の割合)が2月より少なく、また平均滞在時間(12:34)は2月を上回っていることからも、世間のお城を検索する回数が減っていることが裏付けられています。
いまは観光業やサービス業をはじめ、いろんな業種業界で我慢が求められていますし、じっさい各地の観光協会とやり取りをしていても大変な状況にあることを実感していますが、ぼくらもいまは耐える時期かなと思っています。

ただこういうときだからこそ、ストレスを少しでも抑えるために趣味を楽しんでもらいたいので、いくつか新しい機能をつくろうと計画中です。
攻城団ではこれから訪問するお城を探すだけでなく、そのお城の予習をしたり、過去に訪問したお城のことを復習するために活用していただければうれしいです。

数字で見る攻城団

先月の数字前月の数字( これまでの累計)
訪問数 467,583 483,694
ページビュー 1,288,736 1,303,873
滞在時間 12:34 11:54
登録者数 349人 320人( 4,429人 ※アクティブのみ)
当月の攻城数(人) 5,069回(878人) 5,271回(986人)
「行きたいお城」登録数 5,304件 4,256件
アップされた写真の枚数 3,865枚 3,208枚( 189,160枚)
城データ登録数 8 1( 2,716)
城メモの記事数 9 9( 1,869)

こうして個別の数字を見ていくと、登録者数(入団した人の数)は増えているし、自粛のために攻城数は前月と比較して減っているものの、その反面「行きたい」の登録数は増えているので、ぼくらの期待通り自宅で情報収集(と「行きたい」の登録)をされている方が多いのかなと分析しています。
この状況がいつまでつづくのかはわからないのですが、攻城団では「お城めぐりをライフワークになるような趣味にしよう」と掲げているので、一生分の「行きたい」を登録しておくのもいいと思います。

テレビの影響も若干ではありますが、確認できました。
NHK「ブラタモリ」では甲賀が取り上げられた週で新宮支城が、天草が舞台となった週で原城が紹介されていたので、それぞれたくさんの方が訪問されていました。
ほかにもテレビ東京系「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」で土浦城が登場したり、いくつかの番組でお城が紹介されたため恩恵を受けることができました。

もちろん毎週日曜日はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で明智城はじめ、登場したお城のアクセスが増えています。まだドラマで登場していない黒井城、周山城、亀山城といった光秀ゆかりのお城のアクセス数も多いので、みなさん先回りして調べてらっしゃるようですね。
ぜひこの騒動が落ち着いたら、光秀と同じように丹波攻略に乗り出してください。バッジに挑戦を宣言しておくと、地図上で探しやすくなりますよ。

明智光秀ゆかりの城めぐり | テーマに沿って城めぐり | 攻城団TwitterFacebookLINEFavorites

明智光秀の前半生は謎が多く、生誕地もたしかではありません。足利義昭の使者として織田信長に接近し、のちに信長の家臣として「金ヶ崎の戦い」や比叡山焼き討ちなどで武功をあげて、柴田勝家や丹羽長秀らの古参を差し置いて自身の居城として坂本城の築城を許可されました。その後も丹波攻略などで活躍し、畿内方面軍の軍団長にまで出世しましたが、1582年(天正10年)6月に「本能寺の変」で主君・信長を討つと、直後の「山崎の戦い」で羽柴秀吉に敗れて、その生涯を終えました。このバッジでは光秀の居城である坂本城、丹波亀山城はもちろん、現時点で生誕の地とされている明智城と明知城、そのほか光秀が築城した福知山城、周山城、金山城といった縁のある城をめぐります。

先月の攻城記録

3月はどこにも出かけてませんでした。
散歩がてら二条城にいこうかなと思った日も何度かあったし、ライトアップも見に行く予定だったのですが中止になったため、けっきょくノー攻城月間となりました。

その他の報告事項

3月20日(金)に「日本史の知識をアップデートするための勉強会」を開催しました。榎本先生にも参加していただいて、楽しく学ぶことができたのですが、なかなか次の予定を立てづらいですね。
いまのところ、4月29日の「日本史の知識をアップデートするための勉強会【拡大版】」は予定どおり開催するつもりで、また5月16日には榎本先生に講師をお願いして「お城の攻め方、守り方」の講座を開催する予定なのですが、この状況下では告知もしづらくて迷っています。

投票を締め切った毎年の恒例企画「みんなのベストキャッスル」も今年はうれしいことに1000人以上の団員が参加してくれました。この週末に集計して、月曜日(4月6日の「城の日」)に発表しますね。
ざっと見たところではおもしろい結果になっていましたので、楽しみにしていてください。

永続化プロジェクトについて

「サポーター通信」発行しました。感想もたくさんいただきありがとうございます。文章を書いてるのはどちらもパソコンなので、作業としてはほとんど変わらないのですが、やっぱり印刷された紙で届くと読むほうも、そして読まれるほうもなんとなくちがう感じがしますね。
今年は年内にもう一回は発行できたらいいなあと思います。

あとはそろそろ今年の団員総会についても検討したいところなのですが、これももう少し様子見でしょうかね。
なかなかすっくりしない状況ではありますが、くさらずがんばりたいと思ってますので、みなさんも攻城団を訪問して気分転換をしていただければうれしいです!

   
サポーター募集
攻城団は無料で利用できますが、その運営にはたくさんのお金がかかります。5年後も10年後もその先も維持するために、このサイトを気に入ってくださった方はぜひご支援ください。何卒よろしくお願いいたします。 サポーター制度のご案内
この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

最新記事

東美濃歴史街道協議会とのタイアップ企画「東美濃の山城を制覇せよ!」がはじまります

  • お知らせ

攻城団と東美濃歴史街道協議会とのタイアップ企画「東美濃の山城を制覇せよ!」が10月11日(金)からはじまります。東美濃エリアにはたくさんの山城があります。多くの遺構が残り、歴史を感じられる、魅力満載の山城をみんなで攻城しましょう!

つづきを読む

攻城団レポート(2024年9月)

  • 月次レポート

毎月恒例の月次レポートを公開します。10月だというのにまだまだ残暑が続いていますが、各地でイベントも増えてきているので無理のない計画を立てて遠征を楽しんでください。では今月も攻城団をよろしくお願いいたします!

つづきを読む

攻城団レポート(2024年8月)

  • 月次レポート

毎月恒例の月次レポートを公開します。台風や大雨でなかなか出かけられない日が続いていますが、もう少ししたら出かけやすい行楽シーズンがやってくるのでぼくも遠出を計画中です。では今月も攻城団をよろしくお願いします!

つづきを読む

緯度経度のリンクをポップアップ表示に修正しました

  • お知らせ

訪問ガイドに緯度経度が入力されていた場合の地図の表示方法を変更しました。画面遷移せずポップアップで確認できるようになったのでかなり便利だと思います。

つづきを読む

共有メモの名称を訪問ガイドに変更しました

  • お知らせ

攻城記録を残す際の公開用のメモ欄の名称を「共有メモ」から「訪問ガイド」に変更しましたので、その理由などを説明します。

つづきを読む

記事の検索

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る